辻󠄀元清美代表代行は3月3日、国会内で記者会見を開き、(1)高額療養費制度の負担上限引き上げ(2)旧安倍派会計責任者の参考人招致(3)ガソリン税暫定税率廃止法案――等について話しました。

(1)高額療養費制度の負担上限引き上げ

 辻󠄀元代表代行は高額療養費の引き上げについて、「強く一時凍結を求めていく」としつつ、「政府の答弁や姿勢を見て今後のことを判断していきたい」と話しました。

 また、全国がん患者団体連合会(全がん連)と日本難病・疾病団体協議会(JPA)との連名で、超党派の議員連盟である「高額療養費制度と社会保障を考える会」を発足させると報告。「超党派の皆さんと一緒に一時凍結を勝ち取っていきたい」と話しました。

(2)旧安倍派会計責任者の参考人招致

 辻󠄀元代表代行は旧安倍派会計責任者と派閥幹部の証言に食い違いがあることを踏まえ、引き続き幹部議員の参考人招致を求めるなど、「この1,2日、(この問題が)非常に大きな焦点になってくる」と話しました。その上で、「他党の皆さんと協力して(参考人招致を)求める。(予算を)採決したいのならちゃんと応じろということ」との方針を示しました。

(3)ガソリン税暫定税率廃止法案

 辻󠄀元代表代行は、「できるだけ広範な各党の賛同を得て、(法案を)どういう形で出すのかということを含めて最後の詰めをやっている」と報告し、詰めが終わり次第速やかに法案を提出したい考えを示しました。