辻󠄀元清美代表代行は、12月9日、国会内で定例記者会見を開き、(1)2024年度補正予算 (2)政治倫理審査会の非公開 (3)政治改革関連3法案――等について発言しました。

(1)2024年度補正予算

 辻󠄀元代表代行は、補正予算に言及。同日から審議入りする2024年度補正予算の中身について「水膨れ予算だ。徹底的に審議していかなければならない」と強調しました。

 基金については特に、宇宙戦略基金、文化芸術活動基盤強化基金、GIGAスクール構想加速化基金を例に挙げ、政府は無駄を防ぐために昨年、3年経過後に運用の検証を行うルールを決めたにもかかわらず、見直しや中身を検討することも一切せずにまた積み増したと指摘。「中身を一つひとつ、今補正予算で必要なものと必要でないものにきっちり仕分けすることが大事だ」として、修正案を提出するべく他党の皆さんと協議をしていきたいと述べました。

(2)政治倫理審査会非公開

 自民党の裏金問題をめぐり、参院政治倫理審査会に出席する考えを示している安倍派の議員27人のうち、23人が非公開での審査を希望していることを問題視。衆院での開催についても現在筆頭間で協議をしているとして、「裏金問題はこれだけ尾を引き、国民の批判もあり、衆院選でも厳しい結果で国民が忘れていないという意思を示した。前回行われた政倫審は全て公開でやっている。(今回も)公開でなされるように努めていくべきだ」と力を込めました。

(3)政治改革関連3法案

 企業・団体献金禁止法案、政治資金世襲制限法案、政治資金透明化法案については、提出に向け(党の)政務調査会、国会対策委員会で準備を進めているとして、他党にもできるだけ広範に賛同いただき、共同提出を目指す考えを示しました。