3月7日、ハイヤー・タクシー業界で働く人たちの労働組合で構成されるハイタクフォーラム(全自交労連・交通労連ハイタク部会・私鉄総連ハイタク協議会)が主催する「公共交通を守り雇用破壊を許さない『ライドシェア新法』絶対阻止!3.7総決起集会」が都内にて開催され、立憲民主党から辻元清美代表代行、森屋隆参議院議員(タクシー政策議員連盟事務局長)があいさつをしました。
辻元代表代行は、あいさつの中で、政府の検討が失速しているライドシェア新法について触れ「現場で働く皆さんの力の結集により、強引なライドシェアの動きを押し返すことができた」「去年はライドシェアの一線を越えさせないための守りの年だったが、今年は業界全体で飛躍し、皆で結束して反転攻勢の年にしていきたい」と述べました。そしてハイタクフォーラムに加盟する各団体の団結の強さと取り組みに敬意を示すとともに、不当なライドシェア新法の動きを阻止するべく、さらなる団結への呼びかけと強い連携の姿勢を示しました。最後に、今夏に行われる第27回参議院選挙に向けて、引き続きの支援の呼びかけと、その先の衆議院選挙を見据えた政権交代への意気込みを述べました。

森屋議員は、今年の4月から開催される大阪・関西万博にむけた「なにわモデル」について触れ「そもそも万博に来る人の輸送が十分に確保されていない現状の交通政策が一番の政治課題である」と述べました。中でも大阪府内の地下鉄やバスは、運賃改定ができない政治的縛りを受けており、これがドライバー不足や乗務員の過重労働につながっている現状に警鐘を鳴らしました。そして、「なにわモデル」がライドシェア新法導入の引き金になりかねないとして強い懸念を示し「政治の立場から、一日もはやく国会でこの問題に決着をつけられるよう、活動していきたい」と今後の取組みに対する決意を述べました。
