衆院予算委員会で自民党の裏金問題に関連して還流再開を決めた幹部議員として名前の挙がっている下村博文前議員の参考人質疑が行われ、立憲民主党から渡辺創衆院議員が質疑に立ちました。
　渡辺議員は下村参考人に対して、還流再開を決めたとされる会合とその経緯について確認をしました。
　下村参考人は、会合において還流再開を決めた元幹部議員が下村参考人ではないかと指摘されていることについて、「会合で結論が明確に出ないままで終わってしまった。松本事務局長は結論がでなかったことによって、今まで通りで還付をするものと判断してしまった」と自分ではないと否定しました。
　渡辺議員は「昨年3月の政倫審では、自分が派閥内の声を集めて発言したとは言っていない」と指摘し「なぜ、その発言をしなかったのか」と問いました。下村参考人は「政治倫理審査会でそういう質問がなかったから」と答えました。
　下村参考人と松本事務局長や塩谷前議員の発言との齟齬は解明されないままで終わりました。
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