東京都議選が6月13日に告示され、第一声を行った野田佳彦代表が記者団の質問に答えました。

 都議選が始まったことについての感想を求められた野田代表は、「物価高の問題が都政でもテーマだと思う。そういった問題を候補者にも訴えてもらいたいし、われわれも国政で訴えていることを伝えていきたい」と答えました。

 「来週が都議選の投票日。また国政においてもあと1週間だがどう訴えていくか」との問いに、「国会も終盤。例えばガソリン暫定税率の廃止(法案)などを(野党で)共同提出した。会期末までできることは一生懸命やっていきたい。都議選で躍進することは参院での躍進にもつながる。そちらの活動もおろそかにせず行っていく」と述べました。

 また都議選での目標について聞かれた野田代表は、「立憲民主党の公認・推薦候補の全員当選が目標だ」と、力強く述べました。

 「企業・団体献金のあり方めぐる議論が暗礁に乗り上げている」との質問に野田代表は、「ギリギリの協議をしているが、採決に応じていただける感じではない。だとすると延長戦をせざるを得ないのではないか。決着が着かないとなると、参院選でも争点化とするしかない」との考えを示しました。

 この都議選を、参院選にどうつなげていく戦いにするかと聞かれた野田代表は、「自民、公明、都民ファが多すぎる。昨年の衆院で議席を与えてもらい、その結果、予算を修正したり、いろいろな法案を可決できるようになった。同じように都政にも緊張感を持たせるために、わが党も第1党を脅かせるほど躍進できれば大きな変化になる。そうなれば参院選での躍進につながる」と答え、大事な選挙だと強調しました。