野田佳彦代表は東京都議選(6月22日投開票)最終日となる6月21日、山野井つよし候補の応援で東京都・JR三田駅高輪口近くでの街頭演説会に参加。「都議会にチェック機能を果たさせるためにも即戦力の山野井さんを都政に送ってほしい」と訴えました。演説会には、地元の松尾明弘、海江田万里両衆院議員も参加しました。
■山野井つよし候補

港区議会議員を3期10年務めた新人の山野井候補は、「地域の課題に向き合い、1,000人以上の人の声と悩みに寄り添ってきた。そうした声を東京都に届けていかなければいけないが、今の都議会議員はきちんと届けていないと思ったことが今回挑戦するきっかけだった」と表明。東京都が進める神宮外苑再開発や、お台場に建設予定の世界最大規模の噴水などを例に、「港区に直結する問題について質疑をするのが港区選挙区の都議の役割だが、知事与党の議員は忖度をして議会でチェック機能を果たせていない」と指摘。「2議席のうち1議席は小池都知事と距離を取って、港区の皆さんの思い、地域の課題を正面からきちんと質疑できるあたりまえの政治に変えていきたい。まっとうな政治を取り戻したい。そのためにあなたの力が必要です。一緒にまっとうな政治を実現しよう」と支持を呼びかけました。
■野田佳彦代表

野田代表は、(1)自民党の裏金問題(2)物価高対策としての減税・暫定税率廃止(3)プロジェクションマッピングに16億円、巨大噴水に26億円の無駄遣い――等を取り上げました。都議会自民党の裏金問題について、この問題により公認されなかった候補者のところに自民党の都連会長が初日の応援に入ったことを問題視。「この1点をもって反省の姿勢が全く見えない。これは国政でも都政でも同じ構造だ」と厳しく批判しました。「税金は皆さんから託されたお金。それを報告もせず脱税のようなことをする人たちがたくさんいる自民党を認めるのか。今回も、『裏金政治はNO』だと意思表示をするために山野井さんご支援をいただきたい」と呼びかけました。
物価高対策としては、立憲民主党は食料品に係る消費税ゼロや、ガソリン税の暫定税率廃止を掲げているとして、「1リットル25円安くなるということは、40リットル給油したら1,000円安くなる。何よりも物流コストが下がる」と強調。一方、国政のみならず都政においても物価高対策がないことに、「財政力があるからとプロジェクションマッピングで光を当てているが、今は都民の暮らしに光を当てるべき。1年間で8億円、3年間で24億円。これだけでなく、来年の3月までにお台場に世界一の噴水を作ると言って26億円。これは庶民の暮らし底上げに使うべきだ。こうした予算の無駄遣いに対しチェック機能を果たすためにも即戦力の山野井さんを都政に送ってほしい。小池知事のポチではなく、都民の声を届ける議員が必要。その役割を果たせるのが山野井さんだ」と支援を求めました。
