野田佳彦代表は6月28日、大阪市で橋口れい・大阪府参議院選挙区第1総支部長と党勢拡大に向けた街頭演説を行いました。演説会には、大阪10区(近畿比例)・尾辻かな子衆院議員、大阪16区(近畿比例)・森山浩行衆院議員らも参加しました。

■橋口総支部長
28年間大阪で弁護士として働いてきた橋口総支部長は、解雇、ハラスメント、過労、過労死などの問題、少年事件、刑事事件、様々な家庭の困りごとに対し、法律を駆使して依頼者に寄り添ってきました。
橋口総支部長は、多くの交渉や訴訟に携わりながらロビー活動にも関わり、交渉を重ねる中で、制度が少しずつ動き出す瞬間を目にし「声は政策になる」という確信を得たといいます。法律を使う立場から、法律を作る立場を目指すにあたり、働く人のためのど真ん中の政党である立憲民主党で、働く人、働いてきた人、働こうとする人に寄り添い、フリーランスを労働者として法的に保護し、過労や低賃金から労働者を守る政策実現にまい進したいとの意気込みを述べました。
また、橋口総支部長は、教育の無償化や、食料品の消費税率0%、ガソリン暫定税率廃止など、さらにもう一歩踏み込んで、個人的なことについても日が当たる政策を作っていきたいとし、「みんなが強くなる、そんな日本にしていきたい」「日々困っている方々の問題は、実は政治的な問題だ」と述べ、政策実現へ取り組んでいくことを訴えました。

■野田代表
野田代表は、昨年10月の総選挙で尾辻かな子衆院議員、森山衆院議員が当選を果たすことができたことに対する謝辞を述べ「大阪では立憲民主党は長く厳しい状況が続いていたが、党勢回復の兆しが出てきた」との認識を示しました。この流れを掴めるかどうかは3日から始まる参院選で決まるとし、定数4に立候補者がひしめく乱戦となることが見込まれる大阪において、この乱戦こそチャンスがあるとの考えを示しました。
橋口総支部長については、弁護士としての経験を活かすべき時が来ているとし、働くことを軸とする安心社会を作るため、声を政策に繋げていくことが橋口総支部長の大きな役割であると述べました。また、橋口総支部長が掲げる「声は政策になる」というスローガンについても、橋口総支部長は政治の本質を良く分かっていると期待を寄せました。
野田代表は、現在、街頭に立っていて寄せられる声は圧倒的に物価高、特に「食べ物が高すぎる」、「ガソリンが高すぎる」、この2つがほとんどだと紹介。現在参議院においては与党が多数を占めていることから、衆議院を通過したガソリン暫定税率廃止法案の成立が阻まれたことに言及し、「困った人、弱った人のために汗をかく人を参議院に送っていただきたい」「右も左も極端な議論をするところが多いが、多様性を尊重し、お互いに支え合う共生社会、優しい社会を作りたいと思っている」と述べた上で、みなさんの声を政策に反映する政治のため、橋口れいの名をぜひ覚えて欲しいと集まった聴衆に訴えました。

