小川淳也幹事長は6月29日、牧山ひろえ参院議員と神奈川県の日吉駅前で街頭演説を行い、物価高対策、野党が過半数を制する衆院で実現できたことや課題、参院選で問うべきテーマを語りました。演説には、神奈川7区の中谷一馬衆院議員も参加しました。

牧山ひろえ参院議員

 

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 牧山議員は「私は神奈川県全域、400駅を回り、多くの方に『政治に何を求めますか』とインタビューしてきた」と語り、その中で「100%の方々が物価高への不安を訴えた」と紹介しました。特に食料品の値上がりが深刻で、「お米が2倍になった」「量を減らして食べる家庭も増えている」「国産野菜が買えず、輸入品に切り替えている」といった市民の声を取り上げました。

 「政治がこれを放置するのはありえない」と強調した牧山議員は、食料品の消費税を現在の8%からゼロにする党の物価高対策を説明。「食は命と健康に直結する最も大切なもの」と述べ、世界の先進国でも食料品の税率をゼロにする国が多いことを紹介しました。「無駄な基金の整理などで財源は確保できる」として、早期の実現を訴えました。

 また、インタビューで2番目に市民から求められたのがガソリンの高騰だと紹介。「ガソリンが下がれば物流コストも下がり、食料品も安くなる」と訴え、ガソリン税の暫定税率廃止により、1リットルあたり25.1円の値下げを目指す考えを示しました。「食料品の消費税をゼロにする。暫定税率を廃止して、ガソリンを25.1円安くする。この2つの物価高対策さえやれば、相当大勢の人たちが恩恵を受けることができる」と訴えました。

小川淳也幹事長

 

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 小川幹事長は、昨年秋の総選挙で野党が過半数の力を与えられたことに触れ、「政策活動費のゼロや旧文通費の全面公開など、十分に発揮できたものと、まだ発揮しきれていないものがある」と指摘しました。発揮できなかった要因については、「今なお参議院において自公が過半数を制し、睨みを利かせていることが最大の壁であり、最後の乗り越えなければならない山だ」と強調しました。

 こうした中で、3日に公示を迎える参院選挙について、小川幹事長は「直ちに政権選択選挙であると言っても過言ではない」と述べました。立憲民主党は「短期の物価高対策、長期のこの国のあるべき姿、その二つを車の両輪として、有権者の皆様に精一杯訴え、信を問う」と、自民党の長期政権が「既得権を貯め込み、課題を放置してきた」と批判し、「そろそろ選手交代の時期だ」と訴えました。

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