立憲民主党公認で参院岐阜県選挙区に立候補した服部まなぶ(はっとり・まなぶ)候補は7月6日、岐阜市内で辻元清美代表代行と街頭演説を行いました。演説会には、岐阜4区選出の今井雅人衆院議員、岐阜5区(東海比例)の眞野哲衆院議員も参加し、服部候補当選に向けいっそうの支援、支持を訴えました。

■服部まなぶ候補

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 服部候補は、25年以上労働組合で岐阜県の働く人びとに寄り添い、中小企業の賃金や労働条件の改善に尽力してきました。自身も就職氷河期世代であり、その後もリーマン・ショックやコロナ禍などの雇用危機を目の当たりにしており、賃金が上がらないのは一企業の話ではなく日本社会全体の問題であり、多くの人が日々の生活に苦しむ状況を変えたいとの思いから、今回の参院選挙への挑戦を決めたと言います。

 服部候補は、中小企業の発展は岐阜県の発展や日本経済の発展につながるとの考えから、進まない価格転嫁や、人手不足や、いわゆる「下請けいじめ」に苦しむ中小企業を政策で支え、働く人の努力や苦労が報われる社会を実現したいと訴えています。

 昨年の衆院選挙で野党の議席が増えたことにより、今国会では年金の目減りを減らし、現役世代と若者の厚生年金等の底上げを図る修正を行うことができました。しかし服部候補は、ガソリン暫定税率廃止法案や選択的夫婦別姓は与党によって阻まれ続けており、自民党の裏金問題についての説明責任も未だ果たされていないと指摘しています。

 昨年の衆院選では岐阜県でも立憲民主党所属の衆院議員が2 人誕生しましたが、服部候補は参院も変えていかなければ日本は変わっていかないと述べ、「保守王国と言われる岐阜県を変えていこう、私と一緒に変えていこう」と集まった聴衆に呼びかけました。

■辻元清美代表代行

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 辻元代表代行は、参議院において自民公明によって成立を阻まれたガソリン暫定税率廃止法案について、車を保有する人のみならず、バスなどの公共交通、物流への恩恵があると紹介。立憲民主党はこのいわゆる「ガソリン減税」によって、ガソリン1リットルあたり25.1円、40リットルで約1000円の負担を減らし、運輸業や公共交通を支え、社会全体の賃上げにつなげていきたいとの考えを改めて示しました。

 物価高に国民が苦しんでいるにもかかわらず、政権与党である自民党の政策は、10円/ℓのガソリン値下げ、2万円のばらまき、備蓄米の放出だけであり、事実上無策であると指摘。自民党が、自分のパーティ券を買ってくれる、企業献金をくれる一部の人たちだけに都合の良い政治を続けてきたために日本は衰退したと述べ、私腹を肥やしてきた自民党にしがみついていたら、日本は衰退の道を行くことになると警鐘を鳴らしました。

 辻元代表代行は、労働組合のない小さな会社や工場やチェーン店などで働く人の労働相談を受けてきた服部候補は「皆さんのお守りのような議員になれる」と述べ、その能力を高く評価しました。その上で「お金に無縁で服部さんは貧乏ですよ。でもね、お金のかからない政治、お金のかからない選挙をやりましょう」「一生懸命汗水垂らして働いている人間が国会に行かんでどうするんでしょうか」とエールを送りました。

 辻元代表代行は、岐阜選挙区は大接戦であり、気を抜いた方が負けると述べ、集まった聴衆に対し、友達に声をかけ、服部候補への支援の輪をさらに広げてほしいと訴えました。

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