青森県選挙区から立憲民主党公認で立候補した福士ますみ候補は7月9日、野田佳彦代表とともに、青森市で街頭演説と農業従事者との座談会(個人演説会)を行いました。
<街頭演説>
■福士ますみ候補

福士候補はかすれた声で「昨日まで声が出なくなっていたが、どうしてもこの声を皆さんに届けたくて立っている」と述べ、連日の選挙戦を通じて寄せられる声は共通して「暮らしが苦しい」というものばかりだと述べました。
特に物価高騰の深刻さに触れ、「今月だけで約2000品目、今年は2万品目が値上げされる。食料品にかかる家計負担は増えるばかりだ」と指摘。具体策として、立憲民主党が掲げる「食料品の消費税ゼロ」「ガソリン税の暫定税率廃止」を挙げ、特に地方での効果が大きい政策だとして、庶民の暮らしを守るために実現を目指すと強調しました。
元報道記者として、医療や介護、地域の課題に長年向き合い、真実を歪めることなく伝えてきた福士候補は、「これまで『伝える』立場にいたが、これからは『変える』立場として政治に挑みたい」と強い決意を語りました。
森友問題や自民党裏金問題にも言及し、「命を絶った職員の遺志を無視して真相解明を怠る政権に、正義はあるのか」と厳しく批判しました。
福士候補は「私には政治経験はないが、生活者目線で今の政治に物申すことができる。変えたいという声を私に託してほしい」と力を込めて支援を呼びかけました。
■野田佳彦代表

野田代表は、トランプ米大統領が進める「相互関税」について言及し、日本への関税が当初の24%から直前に25%へ引き上げられたことに対し、「7回も赤澤大臣が訪米したが、交渉は何も進展せず、成果ゼロ。政府の外交は完全に機能不全だ」と厳しく批判しました。さらに、トランプ氏が日本に対して米の大量購入を要求している点にも触れ、「かつて農業を犠牲にして自動車産業を守ったような、いびつな貿易交渉を繰り返してはならない」と強調。「理不尽な要求には毅然とした対応を。国益を守るには、揺るがない交渉姿勢が必要だ」と訴えました。
福士候補については、「新人ゆえに組織力もゼロからの挑戦だが、現場での経験と地域を支えてきた確かな実績がある」と紹介。報道記者として社会問題を取材し、実家の農業を引き継ぎ地域に根ざした暮らしを送る福士候補は、青森の「今」を最もよく知る人物の1人だと強調し、支援を呼びかけました。
<農業従事者との座談会(個人演説会)>


