野田佳彦代表は参院選挙のラストサンデーとなる7月13日、大阪府選挙区から党公認で立候補している橋口れい候補の応援のため、JR大阪駅前で街頭演説会を行いました。この日は「比べてください 選んでください 食料品消費税0%!」と題したキャンペーンの第2弾で、食料品の消費税ゼロを強く訴えました。演説には辻󠄀元清美代表代行、森山浩行、尾辻かな子両衆院議員も参加しました。
■橋口れい候補

橋口候補はまず、「3つの0(れい)を届けたい」と切り出しました。1つ目は食料品の消費税を0(れい)%に引き下げること、2つ目はガソリンの暫定税率を廃止で0(れい)にし、1リットル25円の減税を実現すること、そして3つ目は大阪で立候補している「橋口(れい)」を選んでほしいと、支持を呼びかけました。
大阪で28年間、弁護士として貸金問題や過労死、ハラスメントなどさまざまな相談に向き合ってきた橋口候補は、「長く続いたデフレで賃金が抑えられたまま、今は急激な物価高にさらされている」と現状を訴え、「企業の内部留保が膨らむ一方で、生活者は苦しんでいる」と強調しました。また、現政権が選挙前に打ち出した2万円の現金給付だけでは根本的な解決にはならないとし、「現場の声を政策に反映させる政治を実現したい」と力を込めました。
■野田佳彦候補

野田代表は、今の物価高の象徴として「カレー物価指数」に言及。「昨年は321円で作れたカレーが、今年は材料費だけで429円。たった1年で33%も値上がりした。このままでは子どもたちのカレーが消える。『食卓の危機』だ」と訴えました。
立憲民主党は、食料品の消費税を0%に引き下げることで、直接的な生活支援を進める方針を改めて強調し、最大2年間の実施に必要な財源は、政府の積みすぎた基金や外為特会の余剰金、租税特別措置の見直しなどで、10兆円を確保すると説明しました。さらに、将来的には給付付き税額控除に移行し、低所得者に不利となる「逆進性」も是正していく考えを示しました。
最後に野田代表は「キャッシュバックの立憲か、キックバックの自民か。いま必要なのは、責任ある減税を進める政治だ」と呼びかけ、現場をよく知る橋口候補への支援を訴えました。


