枝野幸男最高顧問は7月13日、党公認で大分県選挙区から立候補している吉田ただとも候補の応援のため、大分駅前で開かれた街頭演説会に参加。「吉田候補は、厳しい中で小さな政党のマネジメントをずっとされ、この国の未来に対する責任感がある。吉田ただともの1議席はただの1議席ではなく、何倍も大きいことを是非知っていただきたい」と、支援を呼びかけました。

■吉田ただとも候補

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 吉田候補は有権者から、「米の値段が上がっているので、野菜や餅を入れて米の量を少なくしてかさ増ししている」との声を聴いたことに言及。物価を上回る賃金引き上げのために、「大手企業と地場中小企業の格差をもっと縮め、価格転嫁ができるような契約の適正化もしたい。賃金引き上げの好循環をつくる政策的な後押しをしていきたい」と述べました。

 さらに、ガソリンの暫定税率廃止法案が、参議院で採決さえされなかったことについて、「この法案を潰した参議院・財政金融委員会の理事の1人が、2年前に私が負けた自民党の現職である。採決をしないことは、立法府国会議員としての責任放棄と言わざるを得ない」と怒りをあらわにしました。そして「私は、生活者の味方、労働者の味方、生産者の味方として、食料品の消費税ゼロ、ガソリンの暫定税率廃止、教育無償化、介護福祉・医療福祉の充実などを進めたい」と訴えました。

■枝野幸男最高顧問

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 枝野最高顧問はコメ問題について、「自民党が事実上の減反を続け、農家が子や孫に後を継がせられない状況をつくった結果、米が足りなくなった」と指摘。「吉田候補と立憲民主党は、暮らしの視点で政治を見る。従来の戸別所得補償制度から農地と食料自給を確保する支払制度へとバージョンアップし、後継者支援もやっていく」と力を込めました。

 また、枝野最高顧問は、かつて小泉政権下で推し進められた競争原理、民間で競争をさせれば世の中が良い方に向かうという考えだけでは、地方には人が住めなくなると指摘しました。人生の中では病気や怪我や加齢、世界経済の影響や災害など自分の力だけでは乗り越えられない壁に直面するからこそ政治が必要なのであり、限られた税金を適切に使い、一人ひとりを大事にする、一人ひとりがお互い様で支え合う社会を作ろうと、集まった聴衆に呼びかけました。

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