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 労働組合に従事した退職者などで構成される「日本退職者連合」の第29回定期総会が、7月16日、東京都内において開催され、立憲民主党からは党を代表して辻元清美代表代行があいさつを行いました。

 辻元代表代行は、「今回の参院選は、物価高や農業政策など、暮らしに直結する課題への具体策を示す政党を選ぶ選挙だ」と述べました。そして現政権は「2万円配るだけの無策。裏金問題など金権体質も変わらない」と厳しく批判。「政治を変えるのは一人ひとりの1票の力。与野党逆転により、法案一本も通らない状況を作れた」と、前回衆院選での手応えを語り、投票を呼びかけました。

 さらに、排外主義や差別的な訴えで、SNSを通じて勢力を伸ばす政党にも言及。「日本もその流れに飲み込まれてはならない。民主主義と平和を守る政治が必要だ」と警鐘を鳴らすとともに、「連合を中心とした労働者を軸とした政権をつくるため、力を貸してほしい」と結集を呼びかけました。

 なお本定期総会をもって、人見一夫会長が退任し、日本退職者連合初の女性会長、野田那智子(なちこ)会長が就任しました。

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日本退職者連合初の女性会長に就任した野田那智子氏