泉健太常任顧問は8月13日、全国高校生未来会議が主催するイベント「第14回全国高校生未来会議特別編 戦後80年」に出席し、「戦後80年」をテーマとした政党代表者演説を行いました。

 本イベントは、高校生が平和や民主主義の歴史的背景を学ぶとともに、未来へ向けた「高校生平和宣言」を作成し、発信することを目的として開催されました。

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 冒頭で泉常任顧問は、「国を担うというのはそう簡単なことじゃない。平和と国防ということは相矛盾する印象があるかもしれないけれど、立憲民主党はその両方を背負います。責任を持って両方背負うんです」と発言。「国の安全は第一だから、皆さんの命を守らなければいけないから、平和、非戦、非核を追求する」と語りました。

 また、「外交と戦争の関係を言うとき、『戦争というのは外交の失敗である』というこの言葉をぜひ覚えていただきたい」と強調し、戦争が起きないように、時に国民に冷静な対処・対応を促し、そして外交で戦争を回避する道を模索し解決をする、こうした最大限の努力をしていくのが政治の役割だと説きました。

 さらに泉常任顧問は、国会議員になる前から取り組んでいる日本戦没者遺骨収集について、「80年前の戦争で亡くなった日本の方々のご遺骨を集めています」と自身の活動を紹介した上で、「どれだけ戦争というものが深く、長く、国に、国民に傷を与えるのか真剣に考えていただきたい」と訴えました。

 続いて、テレビやSNS等でウクライナなどの状況を伝える映像が容易に入手できる現状を踏まえて、「あそこを攻略した、何キロ前進したなどといった軍事情報の裏にある悲惨さ、苛烈さ、苦しみ、痛み、血まみれなその実態を知ってほしい」と述べ、改めて非核、不戦、国防に全力を尽くすことの重要性を語りました。

 泉常任顧問は最後に、世界唯一の戦争被爆国である日本が声を上げて平和への理想を追い求めるべきだと述べ、「理想を忘れてただ現実に走っていくのではなく、追い求める理想と現実とで苦しみながらギリギリの調整をし、自由に学び、経済活動ができる平和な国を作ることが政治の役割だと思って立憲民主党は活動しています」と訴えました。

 演説後には昼食を摂りながらの議員との交流会が開催され、立憲民主党から佐々木ナオミ波多野翼馬場雄基松尾明弘各衆院議員が参加し、和気あいあいとした雰囲気の中で高校生たちとディスカッションを行いました。

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