野田佳彦代表は10月12日、横浜市内で商店街の歩行遊説と街頭演説をし、各イベントにはそれぞれ柳家東三楼・神奈川2区総支部長と、中村武人・神奈川3区総支部長も参加し、聴衆の皆さんに訴えました。
■歩行遊説@横浜橋通商店街

野田代表は横浜市南区の横浜橋通商店街で、柳家総支部長と共に歩行遊説を行いました。
当日の商店街は大変なにぎわいで、野田代表と柳家総支部長は買い物客や商店主の皆さんらと交流。物価高対策や政権交代への意欲を話しました。


■街頭演説会@鶴見駅東口
野田代表はJR鶴見駅東口では、中村総支部長と共に街頭演説会に参加しました。
中村武人神奈川3区総支部長
マイクを握った中村総支部長は、物価高対策や政治改革等について訴えました。
特に政治改革について、自民党の高市新執行部の党役員人事を踏まえ「派閥を主導してきた人の名前、あるいは裏金議員の名前が挙がってきている」と指摘し、「私たちがしっかりと監視しなければ再び昔の政治に戻ってしまう」との危機感を示しました。また、自身の学生時代に衆院選の中選挙区制が小選挙区制に変わる大きな改革が行われたとし、「(政権交代可能な政治をつくるため)多くの人に政治に参加してもらおうという思いで、政治改革が行われた。われわれの手に政治を戻す改革を立憲民主党は進めていかなければならない」と力を込めました。

野田佳彦代表
野田代表は(1)長引く政治空白(2)食料品の消費税0%(3)政権交代――等について話しました。
(1)長引く政治空白
野田代表は、公明党の連立政権離脱により「まだ政治空白が延びる結果になっている」との見方を表明。新総裁が決まったにもかかわらず、与党内の不協和音で臨時国会の開会が遅れる現状を「極めて異常なことだ」と問題視しました。またその間、物価高はより深刻な状況に陥っているとし、「国民の悲鳴が届いていない政治が3カ月も続いている。国民無視、国民不在の政治だと厳しく断じなければならない」と述べました。
(2)食料品の消費税0%
野田代表は食料品の消費税0%政策について、「毎朝街頭に立っていると一番のご要請は『物価高何とかしてくれ』だ。特に食べ物が高すぎるという声をたくさん聞いている。それに応えるのが政治の責任だ」と実現の必要性を語りました。
さらに、現在の食料品の軽減税率で恩恵を受けているのは「どちらかというとお金持ちだ」とし、一方で「0%税率にすると助かるのは所得の低い人だ」と強調。「皆さんが安心して買い物できる環境を作ることが商店街を活性化し、個人消費を喚起する。そして景気を良くする近道だ」と述べました。
(3)政権交代
野田代表は「自民党から政権を獲れるチャンスはめったにない」とし、野党を結集させての政権交代へ意欲を示しました。その上で、「政権交代というのは予算の使い方を変えることにつながる。懸命に働いている人たち、頑張っている人たちを支え、置いてきぼりにされている人、弱っている人を助ける政治へと変えていきたい」と決意を語りました。
また野田代表は、週明けから日本維新の会と国民民主党それぞれに党首会談を呼びかけるとし、「政党が違うのだから違いがあるのは当たり前だ。違いを乗り越え一致点を見出して政権を獲りたい。その大事な協議を私も政治生命をかけて調整したい」と意気込みました。

