野田佳彦代表は11月15日、熊本県を訪れ、まずは市内のアーケード商店街・健軍ピアクレスで歩行遊説を行った後、かまたさとる・熊本県第1区総支部長とともに花畑広場シンボルプロムナードで街頭演説を行いました。これは「聞く・つなぐ・変える」の3つのステップをコンセプトに、党所属議員、総支部長らが一体となって市民の声を政治に届けることをめざす全国キャンペーン「ここからはじまる」(略称「ココカラ」)の一環であり、野田代表にとっては11月3日の山形県11月8日の栃木県に続くものとなりました。

 陸上自衛隊の健軍(けんぐん)駐屯地にもほど近い商店街・健軍ピアクレスは休日ということもあって多くの人で賑わっており、野田代表はかまたさとる・熊本県第1区総支部長とともに、商店街のお店を訪れたり、商店街を訪れた人や地域の皆さんと握手を交わしたりして交流しながら、対話を重ねました。「今日はどうして熊本に?」とたずねられた野田代表は、立憲民主党が市民の声を聞き、政治につなぎ、政治を変えることをめざす「ココカラ」というキャンペーンを立ち上げ、その行き先に熊本を選んだのだと話しました。

 続いて、野田代表は熊本市中心部に位置する花畑広場のシンボルプロムナードで、かまたさとる・熊本県第1区総支部長とともに街頭演説を行いました。かまた総支部長は、自身が立候補した参議院選挙でも争点となった物価高対策が進まない一方で、陸上自衛隊健軍駐屯地への長射程ミサイル配備の計画が急速に進んだことについて「熊本に野党の国会議員がいないからだ」と指摘しました。また、高市政権が企業・団体献金の禁止に後ろ向きである姿勢を挙げ、国民が政治から置き去りになっている現状を強く批判しました。

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 野田代表は冒頭、かまた総支部長への支持・支援について改めて感謝を述べました。その上で、右にも左にも傾かない中道の立場の立憲民主党こそ、議席を増やして躍進しなければならないとして、「暮らし、平和を守り、自民党政権と厳しく対峙する」と力を込めました。また、ガソリン税の暫定税率廃止をこの臨時国会で実現できたことについて「野党が結束すれば物事を動かせるという一つの証明だ」と述べて、立憲民主党が野党をまとめて自民党政権を動かしたことにも触れ、「政治空白が続き、経済対策も決められない。国民生活をないがしろにしているのは自民党政権だ」と厳しく批判しました。そして、野田代表は立憲民主党がすでに経済対策を取りまとめたことに触れ、「国民の命や暮らしをしっかり守っていく政治を実現したい」と述べた上で、「どんどん右に行く政権に対し、国民の暮らし、平和を守るため、野党第一党がしっかりとブレーキをかける。その役割を立憲民主党に担わせていただきたい」と力を込めて訴え、街頭演説を締めくくりました。

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