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【代表会見】延長国会「与党の国会運営の稚拙さがあらわに」水岡代表

 水岡俊一代表は7月21日、国会内で定例の記者会見を開き、(1)国会延長と与党の国会運営(2)異例な「副首都」法案への対応(3)皇室典範改正をめぐる政府対応(4)内閣支持率――等について発言しました。

国会延長と与党の国会運営

 水岡代表は、先週17日金曜日に国会延長が決まったことについて、会期末間際まで調整が続いた「ドタバタ劇」だと指摘し「与党の国会運営の稚拙さがあらわになった」と批判しました。混乱の最大の要因は高市総理にあるとして「国会の求めがあれば出席すると繰り返していたが、さまざまな報道からも、総理が国会出席に難色を示しているのは明らかだ」と述べました。

 また、総理が国会で事実と異なる答弁を繰り返すことは「国会に対する冒とく」だと批判し、真摯(しんし)で誠実な国会対応を求めました。会期の延長は、実質24日までの4日間というなか、参院では閣法2本、議員立法4本の審議が控えているとして、十分な審議時間を確保できるか疑問だと述べました。

異例な副首都法案への対応

 与党提出の「副首都」法案については、そもそも議員立法の審議、採決は、全会一致もしくはそれに近い状況であることが通例であるなか、国会の延長の最大の理由が議員立法というのは極めて異例だと指摘。参院で成立が見通せない議員立法のために国会を延長することは考えられないと述べました。国会では1日あたり約3億円の費用がかかるとされていることにも触れ「党利党略があからさまな法案に10億円以上の税金を使うことが許されるのか」と疑問を呈しました。

 法案の問題点としては、災害時のバックアップが目的なのか、一極集中の是正なのか、多極分散型社会の実現なのか、目的が不明確だと指摘しました。また、大阪で2度の住民投票により否決された大阪都構想を再び持ち出すものではないかとの懸念を示し「大阪の大阪による大阪のための法案ではないか」と述べました。

皇室典範改正案についての政府対応

 皇室典範改正案については、そもそも衆参議長・副議長の取りまとめを立法府の総意とは受け止めていないと説明しました。概ね全党会派が一致できた婚姻後の女性皇族の身分保持にとどめるべきだったとの認識を示し、政府案に養子皇族男子の男児への皇位継承が盛り込まれたことを問題視しました。

 水岡代表は、今回の議論の前提は皇族数の確保だったはずだとして、政府が立法府で議論のないまま皇位継承に踏み込んだことは遺憾だと指摘し「象徴天皇に関わる事項で民意や国論を二分してはならない」と強調しました。

内閣支持率が下落傾向

 週末の各社世論調査で内閣支持率が下落傾向にあることについては、強引な国会運営に加え、皇室典範改正案や国旗損壊罪、副首都法案など、国民の理解が得られない法案のごり押しが不評を買っているのではないかとの見方を示しました。その上で「この4日間にとどまらず、参院で野党が政権にしっかり対峙(たいじ)していく」と述べました。