枝野幸男代表は3、4日、石川県金沢市を訪問し、石川県総支部連合会(県連)設立大会に出席、市内2カ所(神谷内町交差点、金沢駅前中央交差点)で街頭演説を行うとともに、自主夜間中学設置に向けた取り組みを行う方々、学童保育関係者とそれぞれ意見交換を行いました(写真上は、金沢駅前中央交差点で街頭演説を行う枝野代表[4日])。
県連設立大会は、コロナ禍での開催のため党員を代表した代議員の出席で開催。枝野代表はあいさつの中で、「いざという時、厳しい時、辛い時にしっかりと頼りになる機能する政府を、いまこそ取り戻していかなければならない」と語り、また「ルールに基づいて、活動・行動をしていれば、自分の自由や権利は守られるという当たり前の社会がこの国では壊れてきてしまっている。こうした状況はもう一刻も猶予することができない。変えていかなければらない」「コロナの影響で大変厳しい状況に追いやられている人たちがたくさん出ている中で一刻も早くまっとうな政治を進めていきたい」と述べました。
近藤和也衆院議員は県連代表の就任あいさつで、地域に出て声なき声を聞き、その思いを受け止め、政治は頑張ってくれるという希望を持ってもらえるように一生懸命頑張っていきたいと述べました。
街頭演説では、荒井淳志・石川1区総支部長、近藤和也衆院議員とともに訴えました。荒井総支部長は、「皆さんに選択肢を示したい、政治を前に進めたい、そんな思いで今回結党して、これから活動を行っていく」「多様な生きづらさを抱えている人も、みんなで一緒になって希望を持って生きていける社会を作りたい」と訴えました。
近藤衆院議員は「党がありきではく、皆さまありき。ありとあらゆる方の思いをしっかり受け継いて行く。私たちは県民市民国民の皆さまとともに歩む、そのような政治を作っていきたい」と訴えました。
枝野代表は「都市と地方の格差がどんどん開き、地方で暮らすのが難しくなっている。競争や自己責任は時代遅れ。自分の力だけではどうにもならない時のために政治がある。政治本来の役割を取り戻し、互いに支え合う社会、機能する政府を作っていく」と訴えました。
自主夜間中学設置に向けた取り組みの意見交換では、岡山市の現役中学校英語教諭で岡山で自主夜間中学の運営を行っている城之内庸仁さんから全国の公営夜間中学と自主夜間中学の状況について話があり、その後、枝野代表と、石川に夜間中学をつくる活動を行っている喜成清恵市議会議員も交えてパネルディスカッションを行いました。
学童保育関係者との意見交換では、県学童保育連絡協議会森下会長、河内事務局長、保護者、指導員の方々から県内の現状、新型コロナウイルス感染症による影響などについて話を聞きました。学童保育は、共働き世帯や一人親世帯、非正規雇用の増加などに伴い、多くの方が利用を求める一方、財政的な支援も足りず、指導員の慢性的な人手不足や待遇の低さが問題になっていることが改めて浮き彫りになりました。