蓮舫代表代行は5日、滋賀県彦根市を訪れ、「新立憲滋賀のつどい2020」に出席しました。

 あいさつに立った蓮舫代表代行は、COVID-19の感染拡大の要因が人の移動とされていることに触れ、「なんで今GoToトラベルなのか」と政府がGoToトラベル事業を停止しないことに疑問を示しました。観光業を支える政策は否定しないと述べつつ、「GoToトラベルは今じゃない。大変なのは観光業界だけか。ブライダル業界はどうか。建築業、個人事業主、中小・零細企業も大変だ」と、あえて人の移動が増える政策を優遇していることを疑問視しました。
 吉川元農水大臣が大臣室等で鶏卵業者から500万円を受け取ったとされる問題にも触れ、「こういうことは絶対に許してはだめだ」と強調しました。さらに、「過去には(政治資金規正法違反の)証拠品が入っているパソコンをドリルで壊した大臣、かにやいくらを配って辞めた大臣、元法務大臣は買収罪で逮捕された」と安倍政権以後、金銭問題で多くの閣僚が辞任していることを取り上げ、「来月からの通常国会で徹底して戦いたい。間違った政治は正すべき」と意気込みました。

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演説する蓮舫代表代行

 立憲民主党滋賀県総支部連合会代表の田島一成衆議院滋賀2区総支部長は、「菅総理の4日の記者会見を聞いた方からメールをいただいた。『安倍もひどかったが菅もだめだ』とあった。相手の失態に甘んじることなく、立憲民主党をもう1つの選択肢として選んでいただけるよう、まい進したい」と述べました。

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演説する田島一成 衆議院滋賀2区総支部長

 その後、蓮舫代表代行と田島総支部長は会場出席者と意見交換をおこないました。会場からは、女性の議員が少なく、女性が議員になっても苦労しているのがわかるため、支持者として女性議員や候補者を応援する方法があるなら教えてほしいと質問がありました。これについて蓮舫代表代行は、「支援者と名乗る方で、女性をどう扱ってもいいという発想を持っている人がいて、『飲み行こう』とか写真を撮る時に腰や肩を抱くとか、お酌をしろとか言う人がいまだにいる。そうした人に周りが『ちょっとそれは』と指摘する文化ができるだけで、相当救われる女性議員は多いと思う」と答えました。
 田島総支部長は、「多様性をうたう政党であるが、まだまだ女性の参画が少ない。『我こそは』という方は男も女も年齢も関係なく参画できる舞台がある。応援だけでなく、挑戦者として決意をいただけたらありがたい」と候補者として政治に参加することを呼びかけました。

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会場からの質問に答える蓮舫代表代行と田島総支部長