立憲民主党は8日、第24回常任幹事会を国会内で開催しました。
 枝野幸男代表は冒頭のあいさつで「緊急事態宣言が再延長になったが、現場で困っている皆さんのさまざまな声をいろいろなルートで政府に届けていくように皆さんのご奮闘をお願いしたい。代々木公園で(五輪大会の)パブリックビューイングを断念したと一部の報道機関が報じている。すでに木の伐採などでお金が使われ、自然は戻らないということはあるが、一つひとつ地道に声を上げていくことが世論を動かし、結論を変えていくことができるということの証ではないか」と述べました。
 また、自民党の二階俊博幹事長が党内の政治とカネの問題が以前よりはきれいになってきていると発言したことについて「党からお金が1億5,000万円も一候補者に流れ、その候補者が選挙違反で摘発されている。1億5,000万円の使途はどうなっているのか、だれが決裁したのか分からない。こんな政権与党総ぐるみの政治とカネの問題はこれまで聞いたことがない。きれいになったどころか、むしろ大がかりになっているのではないか。その問題について自分に責任の一端があるように二階幹事長は先日おっしゃっていて、さすがにそうしたことは認めざるを得ないのかなと思っていたが、それをもってきれいになっているというのは、どちらを向いているのかと言わざるを得ない」と批判しました。そして「しっかりと、こうした問題に一つひとつけじめをつけさせながら、命と暮らしを守る政治を支えていかなければならない。会期末、そしていよいよ衆院総選挙、任期満了までカウントダウンになってきているが、さらなる緊張感をもって取り組んでいきたい」と決意を述べました。

【報告・承認事項】

<幹事長>
 東京都議会選挙対策本部の設置、新型コロナウイルスワクチン接種について留意すべき事項、大規模災害発生等の緊急事態対応体制、緊急事態宣言下の対応について報告がありました。

<国会対策委員長>
 農水省から秋田フーズを巡る報告書、総務省から民間企業報告書が近く提出されることなどについて報告がありました。

<参院国対委員長>
 憲法審査会、6月7日の決算委員会、9日の党首討論など、国会の情勢について報告がありました。

<政務調査会長>
 政府提出法案・条約・承認案件の賛否、議員立法の対応等、5月20日、5月27日の政調審議会の審査内容について報告がありました。

<選挙対策委員長>
〇地方自治体選挙の結果について報告がありました。

【公認】
▼兵庫県議会議員補欠選挙(宝塚市)(5/23投開票・定数2・立候補者数5)
 橋本 成年(12,712票・3位/落選)
▼北海道千歳市議会議員選挙 (5/30投開票・定数23・立候補者数27)
 小林千代美(2,576票・2位/当選・現職2期目)

【推薦】
▼北海道千歳市議会議員選挙 (5/30投開票・定数23・立候補者数27)
 相澤 晶子(1.033票・18位/当選・現職1期目)
〇首長選挙の結果について報告がありました。
▼千葉県八千代市長選挙(5/23投開票)
 服部 友則(29,083票/当選・2期目)

〇地方自治体選挙における候補者の公認、推薦について報告があり承認されました。
▼東京都葛飾区議会議員選挙(11/12任期満了・定数40)
 川越 誠一(現職2期・58歳/葛飾区議会議員)
 夏目佳代子(新人・40歳/参議院議員秘書)
▼滋賀県野洲市議会議員選挙(10/17投開票・定数18)
 山本 剛(現職2期・59歳/野洲市議会議員)
▼滋賀県湖南市議会議員選挙(10/17投開票・定数18)
 奥村 幹郎(現職1期・59歳/湖南市議会議員)

【推薦】
▼三重県松阪市議会議員選挙(7/25投開票・定数28)
 中島 清靖(現職4期・64歳/松阪市議会議員)
 橘 大介 (現職1期・40歳/松阪市議会議員)
▼滋賀県湖南市議会議員選挙(10/17投開票・定数18)
 堀田 茂樹(現職2期・65歳/湖南市議会議員)
▼滋賀県近江市議会議員選挙(10/17投開票・定数25)
 井上 均 (現職1期・64歳/東近江市議会議員)

<組織委員長>
〇衆院小選挙区暫定総支部1支部の設立について報告があり、承認されました。
〇地方自治体議員の入党について報告がありました。
 入党8人、離党1人、計1,264人

<企業・団体交流委員長>
 団体交流、産別労組との政策勉強会等について報告がありました。

【協議・議決事項】

<選挙対策委員長>
〇地方自治体選挙における候補者の公認について提案があり、承認されました。
▼東京都議会議員選挙(7/4投開票)
 中央区(定数1)松田 朝子(新人・61歳/トラベルジャーナリスト)