福山哲郎幹事長は1日、国会内で定例記者会見を開きました。自民党がいわゆるLGBT法案(LGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案)の国会提出を断念すると先週末報道されたことについて言及しました。LGBT法案に関して、当事者をはじめ、多くの方々が長年にわたって努力してきたものであり、超党派議員連盟でも与野党を超えて合意している内容であると説明。自民党が国会日程等を理由にしていることから、立憲民主党はじめ野党が協力する旨を与党側に伝えてあると報告しました。一部の自民党議員の差別的な発言には遺憾の意を述べましたが、「それを飲み込んだ上で何とかこの国会で成立をさせたい」と強い決意を示しました。

 終盤国会を迎え内閣不信任案の提出について質問された福山幹事長は、最近の世論調査の結果に触れ「(菅内閣への)不支持があれだけ広がっており、不祥事も含めて不信任に十分値する」との認識を示しました。同時に不信任案を提出する時は、政府・与党が衆院解散総選挙を打って出てくることを覚悟の上でおこなうものと指摘。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い緊急事態宣言が発令されている中で、野党側が解散総選挙を誘発することは感染拡大の懸念もあり、「慎重にしなければいけない」と述べました。最終的には、国民の皆さんの声を踏まえ、枝野代表とともに対応を決していく旨を表明しました。

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