「子どもを食べさせるために自分の食費を削る親や、学校の給食以外食べる機会がない子どもたち。そんな大人や子どもたちが足立区にもたくさんいる。やはり、たくさんの人の声が届いていない。私はそういった東京都を、変えて参りたい」(東京都議会選挙足立区選挙区・和田愛子候補)。

 東京都議会選挙告示日となった25日、枝野幸男代表は吉祥寺で第一声を上げた後、東京足立区北千住駅西口で都議会選挙候補者としての届け出を済ませたばかりの和田愛子候補の街頭演説に参加しました。和田愛子候補は、2児の母親でワーキングマザー。13年間、銀行員の営業ウーマンとして、街の路地の隅々まで歩いて廻り、人々の声に耳を傾けてきました。また「子ども食堂」でのボランティア活動にも力を入れてきました。和田候補は「今の東京都には多くの人々の声が届いていない。そういった東京都を変えていきたい」と、集まった聴衆に対し、力強く訴えかけました。

 この街頭演説には、北條智彦東京13区総支部長が司会を務めた他、小椋修平、銀川裕依子両足立区議会議員が参加しました。

■和田愛子候補

 「この東京に、目を輝かせながら食料を持って帰る子どもたち、そしてなんとなく申し訳なさそうに帰る親御さんたちがいる。親御さんたちは、ご自身の食費を削りながら、お子さんにご飯をあげていたりする。子どもたち自身も、学校の給食以外食べる機会がない。そんな子どもたちが足立区にもたくさんいるんです。けれども、その人たちの苦しい声に、東京都はなかなか向き合っていない。やはり今の都政は間違っているんです。東京都のコロナ対策もそう。非正規のまま解雇となってしまう女性たちに寄り添っていない。女性だけでなく男性も、LGBTQの方々も、子どもも高齢者もそう。やはり、たくさんの人の声が届いていない。私はそういった東京都を、変えて参りたいです」。

DSC_7690.jpg

 「この13年間、私は『どぶ板』営業(ウーマン)として、路地の隅から隅まで歩いてきました。皆さんの声を銀行員として聴いてきました。政治の場でも、同じように、街中の隅から隅まで歩きながら、皆さんの声をお聴きして参りたい」。

DSC_7673-1.jpg

 和田愛子候補はこのように述べた後、最後に「立憲民主党の新人候補、何のしがらみもございません。ぜひ私、和田愛子に皆さまの一票を入れていただきたい。そしてこの9日間、お力添えを宜しくお願い申し上げます」とあいさつし、演説を締めくくりました。

DSC_7875-1.jpg
DSC_7871-1.jpg

■枝野幸男代表

 「これまでと全く違う世界となって、まもなく1年半になろうとしている。この世界と政治の脆さを、多くの皆さんが感じているのではないか。感染しても保健所の電話がつながらない。重症となっても入る病棟がない。曲がりなりにも日本は先進国であったはず。また命の問題とともに暮らしの問題もある。飲食店や観光に従事する皆さん。今年に入ってずっと商売にならない状態が続いている。そういった方々に協力金、支援金がどれくらい届いているだろうか。普通の暮らしができなくなっているその時に、皆さんの暮らし、ご商売、そして命を支えるという、政治本来の役割を果たせていない。そのことをしっかりと思い出して、この東京都議会選挙に臨んで頂きたい。私たちは、いざという時にも、当たり前の日常を守ることのできる政治をこの国に取り戻していきたい」

DSC_7735.jpg
DSC_7727-1.jpg