東京都議会議員選挙が告示された25日、泉健太政務調査会長は北多摩第1選挙区(東村山・武蔵村山)選挙区、西武新宿線の久米川駅前での、党公認・鈴木えみこ候補の第一声に駆け付けました。小さい頃からの夢だった国際線の客室乗務員として10年以上働いた後に結婚、現在は2児の母親であり、幼児教室を経営している鈴木さん。そこで発達障がいの診断基準を満たさずグレーゾーンで悩んでいる子どもたちと出会い、こうしたグレーゾーンにいる人たちをサポートする体制をつくりたいと思ったことも、今回立候補を決意した1つのきっかけだと言います。

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 泉政調会長は、前回4年前の都議選では「東京大改革」を掲げた政党が大躍進を遂げたことを振り返り、「皆さんの暮らしは変わったか」と問いかけ、新型コロナウイス感染症対策をはじめ、今の都政を見直す必要があると強調。東京五輪・パラリンピックの開催をめぐっては、平時であれば歓迎するが感染の再拡大が懸念されるなか、「オリンピックよりもあなたの命が大切。東京で開かれるオリンピックが、全国に迷惑をかけてはいけない」と話し、立憲民主党は中止か延期、開催するのであっても無観客を訴えていると主張しました。

 これに関連し、空港検疫で陽性だった1人を除き、大阪に移動したウガンダ選手団の対応を批判。24日には関係者の入国に水際対策徹底を政府に申し入れ、現在隔離免除の特例を設けている選手や関係者にも例外なく10日間の宿泊施設待機とその間3回のPCR検査を徹底することなどを求めたと紹介しました。

 その上で、「おもてなしの心、弱い方へのやさしい思いをもった、そして社会のなかで暮らすふつうの感覚をもった候補者」だと称し、「都政にものを言える議員を一人でも多く増やしていきたい」と支援を呼びかけました。

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 鈴木さんは、「今、家事や育児、介護などに悩みながら自分の夢をあきらめてしまっている女性は多いのではないか。新型コロナウイルス感染症の影響で仕事を失った、経済的理由で学業を断念した方、家庭の事情でやりたいことができない方、女性だから、もう年だから、学校を出ていないから。さまざまな理由で夢をあきらめたり、我慢を強いられている。私にはその悔しさが分かる。だから、夢をあきらめずに過ごせる社会を実現していく。今、幼児教室を経営しているが、この国は子どもへの予算が少なすぎる、家庭の負担が大きすぎる。子どもを大切にする国は自治体は子どもへの投資を惜しまないはず。もっと予算を増やしていきたい。子どもたちはきらきらした目で将来の夢語ってくれる。私たち大人も夢を語っていいはず。女性の未来をあきらめない。子どもの未来をあきらめない。一緒に東京の未来を切り開いていこう」と訴えました。