蓮舫代表代行は2日、東京都議会議員選挙に江東区から立候補している高野はやと候補とともに西友東陽町店前で街頭演説をおこないました。高野候補は、17歳の時に広島の原爆ドームを訪れ、二度と戦争が起きさない世界、核兵器のない世界をつくりたいとの思いを抱いたのが、政治家を志した原点だと言います。

■高野はやと候補

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 高野候補は、選挙戦の争点でもある新型コロナウイルス感染症対策に関し、「長引くコロナ禍でやるべきことは、コロナを徹底的に封じ込め、その後に暮らしを取り戻す、経済、日常を取り戻す。江東区民、東京都民の命と暮らしを最優先にした対策を進めていく」と述べ、無症状者を含めたPCR検査の拡充やワクチンの接種の迅速化、事業に苦しむ、生活に困窮する人々、仕事がなく家賃を払えない事業者への支援金・補償金の拡充、アルバイトもできずに授業料を払えない学生らに対する奨学金の拡充、コロナ禍で家族や友人とも会えず、つながりが絶たれている子育て世代や高齢者、学生らに対する孤独・孤立対策などに取り組むと表明。エビデンスに基づかない場当たり的な対策ではなく、こうした政策を具体的に着実に実行していくと力を込めました。

 「大学卒業後はITベンチャー企業に就職、日本国内、海外を飛び回るなかで、海外では文化や言語、宗教などさまざまな壁にぶちあたった。帰国後ゼロから起業し経営者としてさまざまな困難を乗り越えてきた。こうした会社員、海外駐在員、経営者経験すべてを活かし都議会で仕事がしたい」「38歳、若い力で現場目線、都民目線を大切にした新しい東京都政を実現していく。一部の声ではなく、皆さま一人ひとりの声を東京都政に届けていく。ぜひ江東区から初めての立憲民主党の議員を誕生させてほしい」と訴えました。

■蓮舫代表代行

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 蓮舫代表代行は、「会社員を経験し、海外で働き、自分でベンチャー企業を立ち上げ、この国の経済の痛みを分かっているからこそ『東京から元気にしたい』」と立ち上がった」と高野候補の思いを紹介。コロナ対策をめぐっては、「私たちは命と暮らしを守る。当たり前の日常を取り戻すと訴えている。今の政権、今の都政は残念ながら優先順位が違う」と指摘。1年以上にわたりさまざまな我慢を強いている中、オンピックを応援できる環境は整っていないとして、「子どもに夢を与えるのは、日々の我慢を取り除くこと。飲食店の皆さま方の頑張りに甘えるのではなく、一日も早く協力金の支給。国民の皆さん、仕事がなくなりそうな方、もうどうしていいか分からず踏みとどまれない方への、もう一回の定額給付金。なぜ、要請すれば従うのが当たり前という政治なのか。『もう我慢できない』という声を私たちはどれだけ聞いているかことか。残念ながら菅総理の耳にはこの現実が届いていない。痛みが届いていない」と政府の対応を批判しました。

 その上で、「現実が見えていない政権、反映していない都政であれば高野はやとにやらせてください。この4年間、オール与党のなかで知事に異論を唱える政党や議員はほとんどいなかった。少なくとも都議会でリーダーが間違ったときに『間違っている』と言うことができる人物だ。命を守ることが最優先。決めたことを小刻みに上書きするのではなく、今何が求められているのかが分かる即戦力だ。痛みに寄り添い、現実的な提案ができる」と高野候補をアピールし、投票を呼びかけました。