福山哲郎幹事長は2日、東京都議会議員選挙に板橋区から立候補している宮瀬英治候補、阿久津幸彦衆院議員とともに成増駅前で街頭演説をおこないました。
 宮瀬候補は板橋区出身の44才、一児の父親です。NGOを設立しての国際援助活動、民間会社勤務の経験を持ち、2013年に都議会議員に初当選し、2期をつとめました。立憲民主党の公認候補者として都議会議員3期目に挑戦します。

■宮瀬英治候補

 宮瀬候補は冒頭、「大きな声を出していることを、会社帰りで疲れているところ、大変もうしわけございません。サラリーマン出身ですので、そういった感覚をとても大事にして、議員を8年続けてきた」と切り出しました。そして自身について、親が政治家でなく、政治家の秘書出身でもなく、この地域で生まれ育ち、会社で歯を食いしばって働き、都議会議員を8年やっていると語りました。

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 宮瀬候補が続けている駅前での困りごと相談について「お一人おひとりの声を聴くと言う政治家は多いが、皆さん、聞いてもらったことありますか。お一人おひとりに寄り添うと言う政治家は多いが、寄り添ってもらったことはありますか」と問いかけました。2日前、地下鉄成増の駅で、朝5時から深夜の零時37分の終電まで相談会をおこない、シングルマザーの方と30分話したと明かし、「私たちの声を聴いてくれる政治家は1人もいなかったと言ってくれた。最後にその人から『宮瀬さん、負けないでほしい。どうか私たちの声を途切れさせないでほしい』という言葉をかけられたことを覚えている」と語りました。
 また、借金を抱えている方から「俺の人生は借金を抱えて死んで行く。選挙に行ったことないけど、そういう人間がいることを頭の片隅に入れていってほしい」と言われたこと、愛知県から東京に来て、で騙されて住むところも失い、食べる物もない状態になっている方の話を1時間聞き、翌日の午前中は選挙活動を中断して、その方の実家に連絡を取って、関係先に掛け合って何とか生活ができるようにしたことをを打ち明けました。
 そして「私は、本当にお一人おひとりの声に耳を傾ける、そういう政治家だ。私の街宣車やポスターには個人の携帯番号が書いてあり、困った時には電話をくださいと申し上げている。たくさんの電話がかかってくる。大事なのは皆さんのこと。苦しむ人を助けたいから、私は政治家を志した」「困っている人は始発で会社、現場に行き、仕事が終わるのは何時か分からない。だから終電まで駅に立つ。今までに71回、1,420時間、2,200人以上の方と話してきた」と語りました。黒い表紙の手帳を掲げ、「お一人おひとりの声を聴いて、この手帳には多くの方の苦しみ、悲しみ、切実な思いが入っている。その声を小池都政に届けてきた。検索してみていただければ分かるが、127人の都議会議員の中で、Yahoo!ランキング1位(2021年)は私、宮瀬英治。皆さんの声を聴き、その声を都政に届ける。それだけのことしかしていない」と力を込めました。

 宮瀬候補は、生まれ育ち、家族と暮らし、これからも暮らし続ける「この地元のために働きたい。私は献金を受けていないし、断ってきた。大きな団体の組織票もない。お金もない。でも私には志がある。いま演説をしている時にチラシを配ってくれる大事な仲間がいる。しがらみはないが、絆はある。誰からも言われたわけでもなく、自分の意志で応援に来てくれる友達、仲間。こういう人たちとともに地元板橋から(選挙に)出られる喜びを感じながら、板橋出身の唯一の現職都議として、勝ち抜きたい。苦しんでいる人を見て、宮瀬さん助けてほしいという声ををまた都議会に届けたい」「皆さんの希望の一票、政治への光の一票をください」と力強く訴えました。

■福山哲郎幹事長

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 福山幹事長は宮瀬候補について「ご本人が言っておられるように立憲民主党の異端児かもしれないが、その理由はやることを徹底的にやるからだ。私はこの都議会選挙で数多くの選挙区に応援に入り、一人ひとりに寄り添う政治、草の根の政治、まっとうな政治ということを申し上げている。しかし、それを自らしっかりやっている、実行できているのは宮瀬さんしかいない」「宮瀬さんのように始発から終電まで駅にいて、一人ひとりと向き合って、困りごとを聴くことは、言うのは簡単だが、そう簡単にできることではない。それをやり続けることは、本人の意思もあるが、板橋の皆さんが、この人には相談ごとをしていいのだと寄ってきてくれるからだと思う。板橋の皆さんと宮瀬さんは、間違いなく会話し、コミュニケーションをし、その中で信頼関係をつくっていただいている」と語りました。

 「だから4年前の都議選で、都民ファーストが非常に勢いがあった中で、板橋の皆さんは宮瀬さんを都議会に押し上げてくださった」「今回もぜひ都議会に押し上げていただきたい。都議会に緊張感をもたせるためにも、都知事にモノが言える議員に一票を入れていただきたい」と支持を訴えました。

■阿久津幸彦衆院議員

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 阿久津幸彦議員は、定数5の板橋選挙区が激戦となっていると明かし、「宮瀬英治は、企業団体献金を1銭も受けておらず、組織票もない。だから板橋区民お一人、おひとりの一票、一票を積み重ねなければ勝てない」と語り、「現職で仕事をたくさんしてきたから俺は投票に行かなくても大丈夫だなんて思わずに、必ず投票に行っていただきたい」と訴えました。

 宮瀬候補について「Yahoo!ニュース都議会ランキング第1位、2020年度のマニフェスト大賞も受賞と実績は十分。始発から終電までのお困りごと相談で皆さまに鍛えていただいた。だから皆さんが親のようなもの。どうかお一人おひとりが宮瀬英治と書いていただきたい」と重ねて支持を訴えました。

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