立憲民主党は17日夜、オンライン番組「りっけんチャンネル」で「総裁選よりコロナ対策!今こそ命を守る政策の実現を」をライブ配信しました。逢坂誠二新型コロナウイルス対策本部長、長妻昭厚生労働部会長、子ども・子育てプロジェクトチーム事務局次長の早稲田夕季子衆院議員が出演しました。

 新型コロナウイルスの新規感染者数は減少しているものの、重症病床のひっ迫が続いている地域もあり、今もなお入院できずに自宅で療養されている方も多く、また秋以降に第6波も懸念されています。そうした中、自民党は総裁選に明け暮れ、政府のコロナ対策の遅れが危惧されます。立憲民主党は、「総裁選よりもコロナ対策」と訴え、今週も精力的に対策を提案し、政府に働きかけてきました。

 長妻議員は「自民党総裁選の候補者で、われわれ野党が主張してきたコロナ対策をおっしゃる方もおられるが、政権与党の中枢にいて、これまで1年半、総裁候補はこれまで具体的にどう取り組んでいたのか。与党だからすぐ政治の力で行政を動かせる立場。自分の発想を実現すべく、党の中で動いたのかどうかの説明がない。非常にいいことは言うけれども、今まで何をやっていたのかも問うていきたい。われわれは役所ともすり合わせをしながら、連日提言をし、できる限りのことに取り組んできた。自民党の総裁選で政治空白が生まれているが、その空白でコロナ対策が遅れないように、野党側なりに取り組んでいきたい」と話しました。

 逢坂議員は「総裁選が重要ではないと言うつもりはないが、今総裁選挙にエネルギーを投じている時ではないのだと思う。今日も地元を歩いていたら悲鳴のような声が届く。このままでは会社が維持できないと。医療体制についても同様。とにかくコロナ対策に全力をあげるということが今の時期にやるべきこと。さらに加えて、総裁選候補のいわゆる公約の中に『地域や業種を問わず困窮する事業者への支援をおこなう』ということが入っていたが、このことは私たちは昨年からずっと主張していることだ。しかもこれは、与党の中で政策に責任のある立場を占めていた方の主張。今になってこんなことを言って、それでは(これまで)自分たちは何をしていたのかを明らかにせず、戦いを進めるのは私には解せないことだ」と話しました。また、野党が憲法に則って臨時国会を要求したことに対し、菅内閣が応じないまま終わろうとしていることについて改めて抗議しました。

 長妻議員から15日に田村憲久厚生労働大臣に提出した「在宅医療の拡充、追加支援策の実施等を求める緊急提言」について報告しました。

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 早稲田議員は17日に発表した「新型コロナウイルス感染症から子どもたちを守る4つの緊急提言」について報告しました。

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 最後に長妻議員は、自身の事務所から警察に問い合わせをし、死後に新型コロナで陽性が判明した方が8月に65人いらしたことが判明し、その中には本人も感染していることを知らずに亡くなった方もいるのではないかと話しました。15日の厚生労働委員会で厚労大臣に実態調査を求めたところ、実施しないと断られたことを明かし、「命を軽視する政権だと感じた」と批判。自民党はトップが変わっても党の姿勢が変わることがないので、総選挙では自民党と立憲民主党のそうした違いを見てご判断いただきたいと呼びかけました。

 逢坂議員は、野党は批判してばかりとのご批判をいただいた方に、政府・与野党連絡協議会等を通じて野党から雇用調整助成金特例措置の延長、学生への支援などさまざまな提案をし、それを受けて政府が支援を改善・拡大が実現してきたことを説明すると、ご理解いただけたことを紹介しました。

 立憲民主党は昨年からさまざまな提案をしてきていますが、報道では政府を追及する様子の方が多く取り上げられることから、私たちの提案について知っていただくために、この番組をはじめ、党から直接お伝えすることが重要だとまとめて、番組を終えました。

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