立憲民主党は5月22日、年金改革法案をめぐり自民、公明両党との修正協議をスタート。いわゆる、あんぱんの「あん」である、基礎年金(国民年金)底上げ措置を盛り込んだ立憲民主党の修正案の骨子をあらためて説明し、意見交換しました。与党側は持ち帰って検討することとなり、次回は来週26日を予定しています。立憲民主党からは、長妻昭、山井和則、井坂信彦各衆院議員が参加しました。
長妻議員は、協議終了後記者団の取材に対し「私の感触で言えばそれほど決定的な対立点はないように思うが、自民党という巨大な政党なのでいろいろな合意を取る必要があると承知している。削除された『あんこ』を戻せば、これまで懸念されていた他の部分は詰まった法案だと思う。何とかのみこんでもらい、年金改革の一里塚にもっていきたい。最終的には石破総理にリーダーシップを発揮してまとめてもらえるとありがたい」と述べました。
井坂議員は、他の野党とも同時並行で協議を進めていくと述べ、大きくまとまれる案を作っていきたいと強調。山井議員は、厚生年金積立金を使って基礎年金が増える、国民年金が増えて厚生年金が減るという誤解が広がっているとして、この誤解を覆し中身がしっかり理解されるよう努力していくと述べました。
