枝野幸男代表は23日夕、18区の菅直人(かん・なおと)候補、22区の山花郁夫(やまはな・いくお)候補の応援で吉祥寺駅前で街頭演説をおこないました。10月3日の武蔵野市長選で2期目当選を果たした松下玲子市長、夏の都議選で初当選した五十嵐えり都議らも応援演説に駆けつけました。

■菅直人候補(18区)

_MG_7961.jpg

 菅候補は、今最も心配していることの1つとして、大学などを卒業した若者が奨学金という名のローンを100万円、多い人では1000万円も抱えていることだと語りました。これでは望んでも結婚できないし、結婚しても子どもを持つことを先延ばしにせざるを得ないと懸念を示しました。「若者がこういう借金を抱えなくても、きちんと税金の中から補てんできるような制度に変えていかないと、日本の沈没はさらに早まっていくという危機感をもっている。これを新しい政権でやらせてください」と訴えました。
 また、自らが厚生労働大臣時代に導入した介護保険制度に関して、社会の一番の基本を支える制度であるにもかかわらず、今の自民党はそれをおざなりにしていると批判しました。自分たちに近い友人に国有地を半値以下で払い下げ、それに疑問を呈した官僚が自死し、その時の資料があることは明らかであるのに岸田総理になってもそれを出そうとしないと問題視しました。「こんな自民党の政治を変えられるのは誰か。それは皆さんのまさに一票。10月31日投票日には、皆さんが今の自民党を変える投票をしてもらいたい」と呼びかけました。

■山花郁夫候補(22区)

_MG_7863.jpg

 山花候補は、新内閣が発足してから戦後最短でおこなわれることになった今回の総選挙に関して、「予算委員会などをきちんとやって、それぞれの大臣の所信を聞いた後でなければ、国民が審判できないではないか」と政府与党側に求めたにもかかわらず、応じてもらえなかったと報告。これでは「白紙委任をさせようとする選挙だ。憲政の常道に反するやり方を強いている。まず、こういう姿勢こそ、審判されなければいけないのではないか」と訴えました。
 また、先の所信表明演説で岸田総理が、新三本の矢を継続する旨を述べたことから「アベノミクスではないか」と指摘しました。その所信に対する代表質問で枝野代表が「分配を先にすべきではないか」と問うたのに対して、「成長を先にしないと原資がない」などと答弁したことに触れ、「これではなにも変わらない」と指摘しました。「私たちは成長を先にではなくて、皆さんの暮らしの底上げすることによって、暮らしを良くする経済に改めたい」と提案しました。そのために「今回の総選挙、皆さんの一票で政治を変えよう」と熱心に聞き入る聴衆の皆さんに呼びかけました。

■枝野幸男代表

_MG_8340.jpg

 最近、福島県に遊説に行ってきたと切り出した枝野代表は、自民党政権が地元にろくに説明もしないで、処理水を海洋に放出しようとしたり、原発の新増設をしようとしている動きを取り上げ、「まるで10年前の原発事故がなかったかのようだ」と指摘しました。こうした自民党の政策展開に対して、日本のエネルギー政策を「原発なきカーボンニュートラルの流れへとしっかり作るには菅直人さんが必要だ」と訴え、菅候補への支持を呼びかけました。
 山花候補について枝野代表は、「立憲主義というまっとうな政治の基本の『き』を守る砦になっているのが山花郁夫だ。絶対に国会にいなくてはいけない人間だ」と強く支持を求めました。最後に「政治を変える主役は、私たちではない。政治を変える主役はあなただ。あなたの力が必要だ。命と暮らしをないがしろにし、弱い立場の人に芽を向けずに強い者にばかり忖度する今の政治を変えよう。支え合い。分かち合い。まっとうな社会とまっとうな政治を取り戻す。そのためにみんなで変えよう」と訴え演説を終えました。 

_MG_8510.jpg