枝野幸男代表は23日、遊説先の東京都内で記者団の取材に応じました。
選挙戦が中盤に差し掛かるなか、これまでの手応えを問われると、「スタートから大変な手応えを感じていたが、日に日に応援の輪が広がっている実感を強くしている。足を止めていただける方の比率が高まっている。さらに勢いをつけて投票日まで持っていきたい」とコメント。
マスコミ各社の情勢調査でも接戦の選挙が非常に多くなっているとして、残りの選挙期間でどう底上げを図っていくかとの質問には、「4年前、6年前などは大差をつけられていたところが接戦に持ち込めている。ただ、抜け出しているところは決して多くない状況なので、まだ決めかねてる有権者の皆さんが少なからずいらっしゃる。ここからの1週間で決めかねてる皆さんにどれだけ『変えよう』という思いを強く持っていただけるか。そこに力を入れて頑張っていきたい」と述べました。
公示から週末までのあいだで、訴えの力点で変更があった点や、変えていく点があるかとの問いには、「地域の状況でテーマを選んでいる。例えば1次産業の話は、東京でもご関心いただいている方はたくさんいらっしゃいますが、やはり農村地域で反応がある。逆にLGBTや選択的夫婦別姓の話は、地方でも困ってらっしゃる方がいますが、都会の方がこうした問題に関心のある方が多い。ただ、一人ひとりの暮らしの声や、政治に届いていない声をしっかりと受け止めていくのがわれわれ立憲民主党なんだ。そうした訴えをさらに強めていきたい」と力を込めました。
また、選挙応援に入る基準等を問われると、「基本的には激戦接戦が予想されるところ、あるいはそうなっているところ。そして伸びしろのあると思うところを中心に(回っていく)。これだけ接戦区が多くなると、入りたいところを回りきれない状況なので、代表代行や幹事長など役員みんなで役割分担して、しっかりと激戦区はテコ入れをしたい」と述べました。
24日投開票の参院静岡選挙区の補欠選挙については、「大変な接戦になっているのは間違いない。大変若くて良い候補なので、せっかく接戦まで持ち込んだので、勝ち抜いてもらいたい」と期待を寄せました。