3月2日の参院予算委員会(集中審議)で田名部匡代議員が質疑に立ち、(1)食料安全保障(2)日ロ漁業交渉(3)新型コロナウイルス感染症対策(4)燃油価格高騰への対応等について、政府の見解をただしました。
(1)食料安全保障
ロシアによるウクライナ侵略による影響を踏まえ、「食料安全保障には日本の自給率向上、自給力を保つことが大事」だと訴え、米国やEUのように直接支払いで安定的な生産活動ができる基盤を構築し、その上で自給率、自給力を高めていくべきだと訴えました。
https://twitter.com/cdp_kokkai/status/1498963770122846208
(2)日ロ漁業交渉
日ロ漁業交渉への影響について田名部議員は「厳しい制裁を行うべきで、国内産業でも影響を受けることも考えられるが毅然とした対応が必要。一方で国内産業の安全や、命、経済を守ることも責任」と述べ、先が見通せないなかで漁業者が安全操業できるよう情報提供と、影響が出た場合の支援を岸田総理に求めました。
(3)新型コロナウイルス感染症対策
地元・青森でも飲食業・観光関連産業など第5波より厳しい状況だと指摘。立憲民主党が提出した、事業復活支援金・給付額倍増法案や観光産業事業継続支援金支給法案や、支援策を盛り込んだ予算の組み替え案に盛り込んだ手厚い支援の実現を岸田総理に求めました。総理は「関係者の意見を踏まえ考える」などと答弁。田名部議員は「検討、検討、検討で企業が倒産しては意味がない」と厳しい口調で迫り、「支援を、早く決断を」と総理に求めました。
(4)燃油価格高騰への対応
4月以降の燃油価格高騰に備えた対策が、本予算案に計上されていないと田名部議員は指摘。コロナ対策予備費の5兆円が、燃油価格高騰対策に使えるか田名部議員が迫ったところ、鈴木財務相は「コロナ対応のために使う」と答弁。田名部議員は「いざという時に備えておくべき。税収を少なくしてトリガーの準備をするのか、補助金で価格対策やるのであれば、その予算を取っておくべき」と批判しました。