立憲民主党奈良県連は3月12日、第13回常任幹事会を開催し、今夏の第26回参議院選挙奈良選挙区に、前衆議院奈良県第2区総支部長の猪奥美里前県議を公認候補者として擁立することを決め、党本部に公認申請することを決定しました。常任幹事会の終了後、猪奥美里さんと馬淵澄夫県連代表、藤野幹事長が記者会見しました。

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 馬淵県連代表は記者会見で「本日第13回常任幹事会において、第26回参議院選挙奈良選挙区で、猪奥美里前県議会議員の公認申請を党本部に対して行うことを全会一致で決定した。県連の決定を受け、22日には党本部でも決定いただけると考えている。現職県議であった猪奥さんが、昨年の総選挙で奈良2区で挑戦した時も大きな挑戦と受けとめたが、今回も参院選に望んでいただくことに、深い敬意とともに、その意志を尊重して戦いに望みたい。全国32ある重要な1人区の一つ奈良で県民の選択肢としてしっかりと受け止められるよう県連として取り組みを進めたい」と述べました。
 猪奥さんは「2020年の夏に衆院選に挑戦すると決意を固め、昨年の衆院選に奈良県第2区から挑戦した。10年間勤めた県議をなげうって挑戦した衆院選。奈良県議会で数少ない若手議員、女性議員の議席だつた。働く女性の数は全国最下位というなかで、若手女性議員として取り組むべき課題に真摯に取り組んできた。なぜ国政への挑戦の決意をしたか。それは10年県議会のど真中で活動してきたからこそ、国を変えていくしかないことがあると実感し、決意したからです。昨年の衆院選、当選を果たすことはできなかったが、選挙戦を通じてお会いした方々から多くのお声を頂戴することができた。落選の翌日から行った朝の街頭あいさつでも、多くの方からお声をいただき、あらためてこの夏の参院選に挑戦しようという思いを強くした。本日の常任幹事会のご承認を受けて、公認決定に向け、踏み出していきたい」と決意を語りました。
 記者会見で記者団から問われ今後の取り組み課題として「今の日本は社会の変化に制度が追い付いていない。成熟社会になったにも関わらず、高度経済成長時代の国の形のままで来た、これを変えることか必要。経済の面で多様性を持つと同時に、子育て支援と社会保障の一体改革、更には働き方改革――この3つを一体として取り組んでいくことが必要だ」と述べました。