3月25日の定例記者会見で泉健太代表は、(1)ウクライナ情勢(2)補正予算案の編成(3)北朝鮮のミサイル――などについて発言しました。

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 代表の会見に先立ち、党が新たに開設するYouTubeチャンネル「りっけんプラス」について、源馬謙太郎、中谷一馬両衆院議員(共に広報本部幹事)が説明を行いました。

 りっけんプラスは、「政策をわかりやすく解説」「政策立案のプロセスを見える化」「政治家の活動を身近に」を番組構成の柱にして、同日19時に初回配信を行います。源馬議員は会見で、記者会見や街頭演説、国会質疑には関心がないものの、政治をもう少し知りたいという層をターゲットに「もっと政治を身近に」したいと述べました。

 泉代表は、「身近に感じてもらうきっかけになり、『ああ、なるほど』と政治に対する理解が深まったりして、『参加をしよう』『投票に行ってみよう』と思ってもらえるものになればいい」と語りました。

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(1)ウクライナ情勢

 ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説(オンライン)やG7(主要7カ国の首脳)会議、北大西洋条約機構(NATO)緊急首脳会議など一連の動きを取り上げ、「中国の存在はロシアのウクライナ侵攻、侵略において大きな意味、役割を持っている」と述べ、中国からも軍事行動の即時停止やロシア軍の即時撤退を求めるよう日本政府は要請すべきだと語りました。

 党が同日午後に開催予定のウクライナ対策本部では、避難民が日本へ渡航する際の費用補助などを盛り込んだ緊急提言を取りまとめ、政府に申し入れる予定であることを明かしました。

(2)補正予算案の編成

 4月早々に補正予算案を編成すべきとの認識を示しました。22日に成立した本予算に、党が求めていた経済政策が盛り込まれていないと指摘しました。

(3)北朝鮮のミサイル

 「EEZ(排他的経済水域)内であり、航行している船舶への危険性も含め、このような行為は暴挙」「(領土から150キロの距離は)一つ間違えば実際に領土、領海に到達することも十分あり得る危険な行為」と強い口調で非難しました。また、Jアラートの運用などが適切な状態か厳しく検証していかなければいけないと語りました。

 記者から、泉代表がかねて国民民主党を兄弟政党と表現したことに触れ、現時点ではどうかと質問されると、「兄弟というのは縁の話。兄弟の間の距離感はその時々で違うかもしれませんが、兄弟は兄弟ではないか」と語りました。