西村智奈美幹事長は5月24日、国会内で定例の記者会見を開き、(1)参院選候補予定者(2)代表選挙規則(3)クアッド首脳会合(4)ロシアによるウクライナ侵攻から3カ月(5)補正予算案――などについて発言しました。

 西村幹事長は会見前に開かれた臨時常任幹事会の報告として、今夏の参院議員選挙の公認候補予定者として、石川県選挙区で小山田経子さん、比例代表で石川雅俊さん(いずれも新人)を決定したことを報告しました。

 また、代表選挙規則について、決選投票時の参考にできるよう、党員および協力党員の郵便投票の状況を公表し、その上で決選投票を行うように改正したことを報告しました。

 同日、クアッド(日米豪印4カ国の枠組み)の首脳会合が開催されたことについては、ロシアのウクライナ侵攻、欧米の金利上昇、原油・穀物価格の高騰などを挙げ、世界経済は転換点にあるとして「各国が多くの点で認識を共有し、新たな経済枠組みのスタートに合意したことは前向きに受け止めたい」と述べる一方で、今後の取り組みこそが重要であり、わが国の外交力が問われていると指摘しました。

 ロシアによるウクライナ侵攻から3カ月経つことから、改めて「残虐で非人道的な力による一方的な現状変更は認めることはできない」「国際社会が一致して、ロシアに暴挙に対するコストを支払わせなければならない」と述べました。

 補正予算案の審議が今週始まることに関連し、政府の補正予算は「規模が非常に小さく、物価高騰から、国民の生活を守ることは困難だ」と述べ、「国会審議では改めて4月8日に提案をした経済対策を説明し、国民の理解を得た上で、政府の方針を転換していきたい」と訴えました。