立憲民主党は6月15日、通常国会の閉会にあたり国会内で両院議員総会を開きました。泉健太代表は出席した党所属衆参両議員に6月22日から始まる予定の参院選挙に向けて激励しました。また、今期限りで引退する郡司彰、芝博一、那谷屋正義、難波奨二、真山勇一各参院議員に泉代表から記念品が贈呈されました。欠席をした小川敏夫、鉢呂吉雄、江崎孝 各参院議員も今期限りで引退します。
あいさつに立った泉代表は、今国会を振り返り、「この半年、この日本の経済、国民の生活そして、政治の状況がどうなるかということを考えた。いっそう深刻さが増した。そしてその深刻さはもはや危機的な状態になっているということは間違いない」と述べました。さらに「岸田政権が何かやっているか。全く何もやっていない」と述べ、今日が年金の支給日で0.4%減額されることに触れ、「多くの国民の皆さんが気づかれるのではないでしょうか。
年金が減額される中で、補正予算に全く年金対策は存在しませんでした。皆さん、今回の夏の参議院選挙。一つは、物価対策で年金対策のある立憲民主党と物価対策、年金対策のない自民党との戦いではないでしょうか。ぜひともその対立軸を明確にして、われわれはこの物価高と戦うという姿勢で全国各地で、訴えを強めていきたい」と力を込めました。さらに核共有の議論が自民党の一部や日本維新の会でされていることについて、「極めて問題であると思います。ぜひわれわれは、あくまで国民の立場に立った、国民の生命と財産を守るための着実な安全保障政策が必要なのである。決して前のめりであってはいけない。このことを大きな声で訴えていこうではありませんか」等と呼びかけました。
水岡俊一参院会長もあいさつをし、「この国に暮らす全ての人のためにこの国の未来のために、徹底的に戦ってほしい」と出席者に求めました。
西村智奈美幹事長は、引退する議員を紹介する前に、「皆さんで力を合わせて、立憲民主党が強い野党第1党としてしっかりと今の政治をただしていく。生活を守り、そして国民の命を守る、そのために先頭に立っていきたい」と決意を述べました。