衆院厚生労働委員会は8月19日に閉会中審査を行い、立憲民主党の2番手として中島克仁議員が質疑に立ちました。

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 医師でもある中島議員は、新型コロナ第7波の渦中において、「医療現場はこれまでで最大の混乱。医療従事者の疲弊は過去最悪」と現場の実態を訴えました。その上で、このままの政府の対応では、死者数が第6波の約1万2000人を超える危険性があるとして、政府の対応の遅れを批判しました。

 また、新型コロナの重症度の分類について「肺炎を念頭にしている」として、「これで評価すると見かけ上、重症者が少ないということになる」と指摘。「間違ったメッセージにつながりかねないので見直すべき」と提案しました。

 さらに、「行動制限がなければ、感染が拡大する(のは当然であり)、医療提供などの体制整備は絶対条件であった」として、政府のコロナ対応を「楽観観測、準備不足だった」と批判。「火中の栗を現場に押し付けるのではなく、政府が覚悟をもって対応すべき」と加藤勝信厚生労働大臣に求めました。

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