泉健太代表は9月9日、国会内で定例会見を行い(1)議院運営委員会での国葬に関する質疑、(2)英エリザベス女王逝去(3)政府の物価高対策、(4)政府の住民税非課税世帯への5万円給付、(5)自民党の旧統一教会との関係調査報告――等について発言しました。
(1)昨日8日、議院運営委員会で国葬に関する質疑を行ったことに関連して泉代表は、議運委員長の議事進行が、政府に「何度かに助け船を出すような場面があった」と批判しました。そして、まだ疑問点が数多くあるので、さらなる場を求めていきたいと述べました。
(2)英エリザベス女王の逝去については「イギリスの歴代最長70年にわたって在位され、本当に国民から、世界中から愛された女王陛下」だったと哀悼の意を表しました。
(3)政府が公表した物価高対策ついては、参議院選挙から2カ月も経っていること、4カ月連続で2%を超えていること、9月1日 から10月1日の値上げがさらに品目数が拡大して行われること――等を指摘し、「政府の動きを遅すぎる」と批判した。
(4)政府の住民税非課税世帯への5万円給付については、立憲民主党がワーキングプア層、低年金者層、低所得の子育て世帯層も含めて訴えてきたことに触れ、「住民税非課税世帯だけでは対象が狭い」と述べた。そして、「一日も早く国会を開いて、経済対策、補正予算を編成すべきだと訴えていきたい」と述べました。
(5)昨日、自民党の旧統一教会に関する調査が公表されたことについて、申し出をしていない議員がいる可能性、肝心の安倍事務所や自治体議員を対象から外していること等、まだまだ不透明であるとして、泉代表は「国民の皆さんの疑念を解消できる報告ではない」と批判しました。そして、国会調査委員会の設置を求めました。
冒頭発言後に記者からの質問に答え、自民党の旧統一教会調査に氏名の非公表があったことについて、「意味が分からない、国民は納得しないということをもっと自民党は重く受け止めるべき」と批判しました。また、氏名が公表された中には閣僚もいたことについて、「国会が開かれれば、大臣であれば当然各大臣にわれわれは聞いていく」と述べました。
閉会中審査での国葬についての岸田総理の答弁について、吉田元総理の国葬事例は研究したが、佐藤元総理の国葬にならなかった事例を研究をしなかったのではないかと述べ、「国葬であるなら三権の長に諮ることが必要」と述べ、岸田総理の国会軽視を批判しました。
静岡の園児死亡事案について、「絶対にあってはならない事件」と述べ、アメリカや韓国の事例を参考にし、対策を検討していくと述べました。