立憲民主党栃木県連は10月22日、宇都宮市内で「立憲民主党講演会―旧統一教会問題について―」を開催しました。 講師の有田芳生氏(ジャーナリスト・前参院議員)は、参加者約200人を前に「統一教会とは何か―安倍晋三元総理銃撃事件の深層―」と題して講演を行いました。

 旧統一教会の歴史について説明した有田氏は、現状について「旧統一教会は宗教団体だが、金融、製造、輸出、教育や文化にも関わっている」と、国民・県民生活の身近なところで活動を続けていることを危惧し、「準軍事組織のような性格も持っている」と指摘しました。

 また、自民党の政策に影響は及ぼしていないとする岸田総理の主張については、旧統一教会が、全国の自治体に家庭教育支援条例制定を働きかけている実態を示したうえで、「事実ではない」と切り捨てました。

 有田氏は、「旧統一教会は宗産複合体」であることから、「宗教法人格をはく奪しても問題は解決しない」と訴えました。「困っている信者や子どもたちのために、政府の動きを待たず地元で相談窓口を作ってほしい」と呼びかけました。

 立憲民主党栃木県連は、本年8月、「旧統一教会被害対策本部」を設置し、本県で起きた事案をまとめることや注意喚起も含め講演会の開催等を決定しています。

 今回の講演会開催は、この決定に基づき企画開催されたものであり、また有田氏の提起を受け、10月24日には当対策本部内に「相談窓口」を設置しました。

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