泉健太代表は1月4日、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝後、同市で年頭会見を行いました。

 冒頭、今春行われる予定の統一地方自治体選挙について触れ、新人の擁立、全員当選に向け努力をしていきたいと述べました。また、岸田政権が昨年12月の国会閉会後に次々と重要なことを勝手に進めていることに言及し、国会において防衛費、経済政策、エネルギー政策などについて、国民に論点を伝え、政権の政策のチェックをしていく役割を立憲民主党が担っているとして、「野党第1党としての責任をしっかり果たしていく」と述べました。
 G7広島サミットが行われる5月以降に解散総選挙が行われれるとの話があることについては、岡田克也幹事長に全国の選挙区の状況を確認するよう指示しており、4月に実施されると言われている補欠選挙と、総選挙に向け、「万全の体制を作っていきたい」と語りました。

 今年の課題にどう向き合うかとの記者からの問いには、(1)旧統一教会(2)経済(3)安全保障(4)社会保障――の4点を挙げ、旧統一教会の問題については、被害者救済法が成立したとは言え実際の救済にはたどり着いていないとして、引き続き立憲・維新・自民・公明の4党協議を求めていくことと、教会と自民党との関係について政策的にどの程度影響を受けてきたのかなどが明らかになっていないとして、引き続き問いただしていくと述べました。

 経済については、賃上げを進めていくと述べ、賃上げが不十分では物価高の影響を大きく受けるとして、経済情勢にもよるが当面は給付についても考えなければならないと語りました。

 安全保障については、今後5年間の防衛費43兆円という額が規模や運用の面などから適切か、野党第1党の責任として検証していくと述べました。

 社会保障については、党として応能負担や格差是正の観点から、分配のあり方について考えを示していくと述べました。

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