泉健太代表は1月18日に国会内で、日本維新の会の馬場伸幸代表と会談しました。会談では、次期通常国会において連携する内容を確認し、署名を交わしました。会談には岡田克也幹事長、安住淳国会対策委員長など両党の幹事長、国対委員長も出席しました。

合意した内容は以下の通りです。

次期国会における対応について



令和5年1月18日



立憲民主党と日本維新の会は、先の臨時国会の成果を踏まえ、次期通常国会において情報共有のための協議体を設け、個別政策における連携を行うことを目指し、具体的には下記内容を確認する。

1.我が国の構造改革に大胆に切り込み、無駄な予算の大幅な削減を行うため、両党共同で対策チームを設け、その具体案を国民に示す。
2.岸田内閣の安易な増税政策に反対する。特に、無駄な予算の見直しや政治家が率先して姿勢を示す身を切る改革、税と社会保障を含めた歳入歳出の構造改革を実践しないままに国民に増税を強いる、いわゆる防衛増税については強く反対し、政府に対して撤回を求める。
3.来年度予算について、政府案に対し十分な精査を行い、協力すべきところでは協力して予算委員会などで論戦に挑む。
4.通常国会における衆参の各委員会運営については、両党の理事間で密接に連携し、建設的な国会運営を目指して対応する。



 会談終了後に泉代表は記者団からの取材に応じました。合意した事項以外の会談の内容について、「憲法や安全保障、エネルギーについては、お互いの違いを前提としながら意見交換を深めていこうと話をした」と説明しました。

 党首間で合意できた意義、どのように政府と対峙していくのかを質問されると「先の国会で大変大きな成果を出すことができた。これは野党第1党と第2党の連携・協力によるものというふうに思いますし、そういった枠組みで国民の皆様にとって有益な情報を引き出す構造を作れたということは、立憲民主党としては成果だ」と述べました。また、「黄金の3年間において、全く国民の声を聞こうとしない政権運営になりかねない中で、そこに対して野党が力を合わせて与党の政策の修正を促すというのは極めて重要な役割だ」と話しました。泉代表は他の政党にも説明をする考えも示し、「ともに戦うということについての理解をわれわれとしても求めていって、できる限り大きな戦線にしていきたい」と述べました。

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