立憲民主党は2月22日、泉「次の内閣」第19回閣議を国会内で開催しました。

 泉代表は冒頭、この間の国会運営に関し、「野党の側からの指摘がなければ(政府が)動かない事案が続いている。児童手当の所得制限の撤廃は、多くの人々が求めているにも関わらず、政府は未だに動かない」と政府の対応を厳しく批判しました。

 政府は、子ども・子育て予算の「倍増」や防衛費の大幅増を訴える一方で、予算の基準や具体的内容を提示せず、予算委員会の質疑を通じ初めて説明する事態が相次ぎました。泉代表は、「政府の誠実さに欠ける情報公開の仕方に対し、国民の皆さんに説明できる予算になるよう審議を続けていきたい」と訴えました。

 また、政府と経済界、労働団体による「政労使会議」の早期開催が検討されていることに対し、泉代表は「ぜひやるべきだ。とにかく賃上げが大事で、引き続き後押ししていきたい」と述べました。

■「次の内閣」閣議の報告事項及び審査事項は以下の通り
(1)【報告事項】「エネルギー価格対策に関する日本維新の会との勉強会の経過」について報告がなされた。
(2)【審査事項】立憲民主党政策「憲法調査会国会のあり方分科会中間報告案」が了承された。
(3)【審査事項】立憲民主党政策「新しい財政政策」について【中間報告】(案)」が了承された。
(4)【審査事項】内閣提出「令和五年度一般会計予算・特別会計予算・政府関係機関予算」について、対応を政調会長に一任することが了承された。
(5)【審査事項】内閣提出法案「所得税法等の一部を改正する法律案」について、対応を政調会長に一任することが了承された。
(6)【審査事項】内閣提出法案「地方税法等の一部を改正する法律案」について、対応を政調会長に一任することが了承された。
(7)【審査事項】内閣提出法案「地方交付税法等の一部を改正する法律案」について、対応を政調会長に一任することが了承された。
(8)【審査事項】衆議院総務委員会決議「持続可能な地方税財政基盤の確立並びに新型コロナウイルス感染症及び東日本大震災等への対応に関する件(案)」について、賛成することが了承された(文言調整は一任)。
(9) 【審査事項】立憲民主党議員立法「国民投票法の一部を改正する法律案」について、法案登録し、賛成することが了承された。

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