長妻昭政務調査会長は3月4日、統一地方自治体選挙を見据えた政治活動のため、党兵庫県総支部連合会が開いた「2023定期大会・つながるフェス」で講演をしました。
長妻政調会長は取り上げたいくつかのテーマのなかで「放送法の政治的中立性を恣意的に解釈変更された問題」については、「高市大臣は議員辞職すると言っているが、この光景に似ている状況を思いおこす。安倍元総理が同様の発言したことによって忖度が起こり、辻褄を合わせるために内部文書が改ざんされた」と、その再来とならないかと懸念を述べました。「旧統一教会問題」については、「自民党の議員の中には、旧統一教会の関連団体と、LGBT、同性婚には慎重に対応するという協定書を結んでいる議員もいた。そういうことの影響で、LGBTの差別解消、同性婚、選択的夫婦別姓すら先に進めることができないのではないかという強い疑念がある。この、おかしな力学の働く政治を変えていこうというのが立憲民主党だ」と述べました。
そして、人の気持ちを拒む壁に、「格差拡大に無頓着な政治」「多様性を認めない社会」「行き過ぎた自己責任論」を列挙した長妻政調会長は、「日本の深刻な問題は、自らを、社会を変革する力が弱まっていること。一人ひとりがおかしいときに声を上げにくい状況になっていること。この壁を壊していくことが私たちの役目だ」と話し、立憲民主党をしっかり応援してほしいと求めました。
講演終了後には、会場の参加者との質疑応答を行い、「年金問題」「野党共闘」「党の運営、進め方」――などの意見や質問に対し、長妻政調会長は丁寧に答えました。