参院本会議において4月14日、「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律案」に対する代表質問が行われ、田島麻衣子参院議員が登壇し、政府の姿勢を質しました。

 冒頭、田島議員は「GXは、100年に一度起こるエネルギー政策の抜本的な転換であると専門家が述べるように、今後の日本の将来に大きな影響を及ぼす重要課題の一つです。この取り組みの巧拙は、日本の未来のエネルギー価格を左右し、産業競争力を左右し、また地球規模課題の解決に対する姿勢を問うと言っても過言ではない」と述べ、「なぜ2023年になるまで、提出されなかったのか」と政府のGX推進の取組みの遅れを指摘しました。

〇脱炭素成長型経済構造への公正な移行と失業なき労働移動について
〇GX推進戦略の策定プロセスについて
〇GX推進機構の公正・公平な運用確保の必要性
〇電力市場の公正な競争と排出権取引制度の創設について
―――等を質問しました。

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 最後に田島議員は「GX推進法案の場面において、黒塗りの資料の提出ばかりで、資金の流れが全く追えない今の不透明な行政の情報公開のあり方を改め、本当に公正な選定が行われているのか、と疑念を抱かせるような、今の補助金公募や入札のあり方を改め、GX社会実現のために挑戦する意欲を持つ者が、安心して新しい制度に参加できる社会へ」「われわれの手で変えていく」と訴えました。

GX推進法質問原稿(田島麻衣子議員)20230414.pdf