立憲民主党は6月5日、児童虐待防止法の改正を求める約4万名分の署名を、以前ジャニーズ事務所に所属していた橋田康さん、カウアン・オカモトさん、二本樹顕理さんの3名より手交されました。

 当事者である3名は与野党各党を回り、立憲民主党では安住淳国対委員長、山井和則国対委員長代理、早稲田ゆきネクスト厚生労働大臣が出席しました。この間、同3名は立憲民主党の「性被害・児童虐待」に関する国対ヒアリングにも出席いただいています。

 各党へ署名手交後の会見で、橋田さんは「(児童虐待防止法の)改正がなされれば、エンターテインメント業界に限らず、幅広い場の未来の子どもたちが守られる環境が作れる」と訴えました。カウアンさんは「未来の子どもたちのことを考えた結果」だとして署名活動を行った意義を強調しました。二本樹さんは「本当に多くの方々が署名を寄せてくださったことに感謝いたします」と謝意を表明しました。その上で、「今国会で成立してほしい」と訴えました。

 立憲民主党は「地位利用第三者児童虐待防止法案」をすでに衆院に提出していますが、山井国対委員長代理は5月31日の国対ヒアリングで「超党派が賛成できる形でこの法案をぜひ成立させてほしい」との認識を明らかにしています。