泉健太代表は7月7日午前、国会内で会見を開き冒頭、翌8日の安倍晋三元首相の一周忌法要に参列するこを表明し、「改めて安倍元首相に哀悼の誠を捧げたいと思います」と述べました。

■「全国女性キャラバン」スタート


 泉代表は、来週7月10日から「全国女性キャラバン」をスタートすると表明。女性の参院議員を中心に、全国の衆院の総支部長や東北被災地での候補予定者など「仲間たちの応援をしていきたい」と述べました。その上で、「立憲民主党としては引き続き女性候補者の割合を増やしていきたい」と述べ、参院に比べ低い衆院の女性議員の割合を高めるため、「女性公募もPRしていきたい」と意気込みを語りました。

■「松井橋下アソシエイツ」について

 松井一郎氏と橋下徹氏が「株式会社松井橋下アソシエイツ」を設立したと報じられていることについて泉代表は、「知事・市長を経験をした政界の大物が会社をつくって行政機関へのアクセスサポート」をすることは「透明性の確保が問われる」と述べ、「行政に歪みを生じさせない」と指摘しました。

■マイナンバーカードをめぐるトラブル

 泉代表はマイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」の取得は、「選択できるようにするべきだ」とあらためて強調。「利便性についての考え方は人それぞれ」だとして、国が「パスワードを覚えなさい、カードは全部一つにしなさい」と強制することは、むしろ混乱やシステム障害やトラブルを招くと指摘しました。

 また、松本剛明総務大臣が示した「暗証番号なしのマイナンバーカード」の方針について、「もはやそれは今の保険証だ」と指摘。政府が「マイナ保険証」導入の口実にしている「不正利用の根絶」についても、「もっと説明をするべきだ」と述べました。