泉健太代表は8月6日、被爆から78年を迎える広島を訪問し、「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」(平和記念式典)に参列しました。米国による原爆投下時刻の午前8時15分に黙とう、一日も早い核廃絶と世界恒久平和の実現を誓いました。式典後、「動員学徒慰霊塔」を森本真治、宮口治子、三上えり各参院議員、瀧本実県議らとともに訪れ、献花しました(写真上は、動員学徒慰霊塔で献花する泉代表)。

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平和記念式典に参列する泉代表
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式典後、献花台で手を合わせる泉代表(広島市提供)
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動員学徒慰霊塔に献花する泉代表

 その後、泉代表らは公益財団法人放射線影響研究所(放影研・広島市南区)を視察しました。放影研は、平和目的のために、原爆放射線の健康影響について調査する日米共同研究機関。今年2月に現在地から広島大霞キャンパスへの移転が決まり2025年度に移転の予定。神谷研二理事長らから事業概要の説明を受け、所内を視察しました。また、柳川労働組合委員長、冨永労働組合書記長と意見交換しました。視察には、森本、宮口、三上各議員の他、鷹廣純県議、松原正侍尾道市議、竹原孝剛三次市議が同行しました。

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 また、原爆養護ホーム「矢野おりづる園」(広島市安芸区)を慰問。同園は、市内3カ所目の特別養護ホームで、広島では初めての「民設民営」方式で運営。村上施設長から施設の説明を受けた後、入所者の皆さんにあいさつをしました。視察には、森本、宮口、三上各議員の他、瀧本実県議・県連幹事長も同行しました。

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 視察後、記者団の取材に応じた泉代表は、8月6日を迎えたことについて、ロシアによるウクライナ侵攻など核による威嚇が行わているとの認識を示し、核軍縮、核廃絶に日本政府をはじめ世界中の政治家が本腰を入れ、取り組まなければならないと述べました。

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 また、放影研については、被爆2世の方々の調査などにも国としてしっかり予算を出す必要があると述べ、矢野おりづる園については、被爆者の方々も高齢化する中で、老後の支えが大変重要だと感じたと述べました。

 日本の核廃絶に向けた動きについては、唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約に対するコミットをしていく必要があると述べ、党として日本政府に強く訴えていきたいと語り、岸田総理には一歩踏み出してもらいたいと強調しました。

 維新の会の馬場代表が、核共有の議論をアメリカと進めることは非常に重要だと発言したことについては、「核共有というのは、むしろ周辺地域の核の脅威なり、拡散を高めてしまう可能性があると」と述べました。

 洋上風力発電をめぐり賄賂を受け取った疑いで事務所などを捜索を受けた秋本真利議員が、政務官を辞任し、自民党を離党したことについては、政務官を辞任し離党したが議員辞職しないという状況について本人が説明する必要があると述べました。