立憲民主党は3月12日、国会内で第96回常任幹事会を開催しました。

 冒頭のあいさつに立った泉健太代表は、3月11日で東日本大震災から13年を迎えたことについて、「11日に宮城県を訪問して慰霊したが、事業所や生業を営んでいる人々に聞くと、インフラの復興は進んだけども、人口減少・働き手不足が深刻になっているという話だった。ぜひ息長く支援に取り組んでいきたい」と述べました。また、本年1月1日に発災した能登半島地震について、「避難をされている人も多く、引き続き生活が苦しい状況であり、支援していきたい。わが党はすでに政府に3回申し入れている。政府から回答が戻ってきているので、4回目も進めていきたい」と力を込めました。

 さらに、泉代表は、「国民生活を優先しなければならないときに、自民党は裏金、破廉恥な不祥事など、問題だらけの状況。裏金問題は自民党が自ら答える問題。聞かれなければ答えないとか、場がセットされなければ答えないというのはおかしな話だ。政治倫理審査会の出欠をめぐっては、自民党のプレッシャーなく、弁明をしたい人物がみな弁明できるようにと言ってきたが、どうも自民党内に弁明を妨げているものがあるのではないか。下村議員の出欠をめぐる顛末を見ればそのことがあらわれている」と厳しく指摘。「われわれとしては、真相を究明できるように、環境をできる限り作っていきたい」と述べました。

2.報告・承認事項

<政務調査会長>
 長妻昭政務調査会長は『次の内閣』閣議(第5051回)審査事項等について報告しました。

<組織委員長>
 森本真治組織委員長は2024年度党員・協力党員(サポーターズ)の本部登録について報告し、了承されました。

3.協議・議決事項
 野田佳彦最高顧問・安定的な皇位継承に関する検討委員会委員長は、「安定的な皇位継承に関する検討委員会論点整理」について提議し、協議のうえで議決しました。
安定的な皇位継承に関する検討委員会 論点整理.pdf

<選挙対策委員長>
 大串博志選挙対策委員長は(1)第50回衆議院選挙に向けた候補者の公認内定(2)第27回参議院選挙に向けた選挙区候補者の公認内定(3)沖縄県議会議員選挙に向けた推薦(4)北九州市議会議員選挙に向けた公認――等について提議し、協議のうえで議決しました。衆院埼玉県第2区の公認候補に新人の松浦玄嗣さん、次期参議院議員選挙の公認内定候補者として、埼玉県選挙区に現職の熊谷裕人議員の提案があり、内定しました。
20240312第96回常任幹事会 選挙対策委員会資料.pdf