泉健太代表は4月5日、党本部で定例の記者会見を開き、(1)酒井なつみ衆院東京15区候補予定者に公認証授与(2)自民党裏金問題(3)共同親権問題(4)静岡県知事の発言(5)ティム・ウォルバーグ米下院議員の発言――等について取り上げました。
■酒井なつみ衆院東京15区候補予定者に公認証授与
泉代表は、昨日4日に衆院東京15区補欠選挙の党公認に内定した酒井なつみ氏に、公認証を手渡しました。
泉代表は酒井氏について、「看護師でもあり、若い頃に癌を患い闘病を続けながら歩んできたこともあり、苦しい方々の声を議会に届ける活動をしてきた人。自信をもって公認をした。勝利に向かっていきたい」と述べました。
酒井氏は「江東区民に広がっている政治不信の壁を越えるためには野党の力を結集して戦わなければならない」「信頼と寄り添いの政治を実行していきたい」と補選に向けて意気込みを述べました。
■自民党裏金問題
泉代表は、裏金事件に関わった議員への自民党内の処分が昨日4日に決定したことについて、議員85人中、39人が処分対象で、そのうち離党勧告2人、党員資格停止3人といった内容に、「処分がほとんどないに等しい」「甘すぎる」とあらためて訴えました。
また、岸田総理が自身の処分について「最終的には国民・党員に判断いただく」とした発言について、民間企業では不祥事を起こした場合はトップが責任を取る中で、自民党という組織の異常性が表に出たと指摘しました。その上で「選挙で岸田総理を処分するしかない。国民の力で、総選挙で示していくしかないことが明らかになった」と述べました。
■共同親権問題
「共同親権」の導入を盛り込んだ民法等の改正案が国会で審議入りしていることについて、泉代表は、これまでの原則を大きく変えていくことへの不安な声に政府は十分答えなければならない。各党も答えねばならないと思っている。その後の看護権や面会交流のあり方等がどうなるのか、さらに議論する点がある。わが党としてそういった懸念点を政府に対してぶつけていく方向で考えている」と述べました。
■川勝静岡県知事の発言
川勝静岡県知事が職業差別とも捉えられかねない発言をし、辞職意向を表明したことについて、泉代表は、「本人も自責の念はあると思うが、発言は問題だと考えている」「(静岡県知事の後継に)渡辺周衆院議員の名前が挙がっているが、『次の内閣』の構成メンバーで重要な役割を果たしている。国政で、全力で頑張ってもらいたいとの思いがあるが、(党内で)今後の知事選対応について考えていきたい」と述べました。
■ティム・ウォルバーグ米下院議員の発言
泉代表は、ティム・ウォルバーグ米下院議員(共和党)が3月下旬に、イスラエル軍とイスラム組織ハマスが戦闘を続けるパレスチナ自治区ガザに関して、原爆の投下を促すような発言をしたと報じられたことについて、上川外務大臣が衆院外務委員会で「抗議するつもりがない」と発言したことを問題視しました。「日米関係は強固で、今後の友好関係も同盟関係も揺るぎないものだが、『おかしなことにはおかしい』と声を出すのが当然」「日本政府として厳重に抗議するべき」だと述べ、メディアにも日本政府の姿勢について報道してほしいと述べました。
泉健太代表記者会見
2024年4月5日(金)10時31分〜11時23分
発行/立憲民主党役員室
★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/zLRVOFVm_f8
■冒頭発言
- 衆院東京15区補選 酒井菜摘氏を公認内定
- 衆院東京15区補選に向けて
- 裏金問題 自民党の党内処分について
- 重要経済安保情報保護法案について
- 共同親権を導入する民法改正案について
- 川勝静岡県知事の失言と辞意表明について
- 「ガザを長崎・広島のように」米議員発言 政府の対応について
■質疑
- 裏金問題について(1)
- 衆院補選・総選挙に向けた取組について(1)
- 憲法審査会について
- 重要経済安保情報保護法案について(1)
- 衆院補選・総選挙に向けた取組について(2)
- 重要経済安保情報保護法案について(2)
- 裏金問題について(2)
- 次期衆院総選挙に向けた取組について(3)
■冒頭発言
○衆院東京15区補選 酒井菜摘氏を公認内定
【司会(事務局)】
それでは定例会見を開始しますが、冒頭、東京15区補選に挑まれる酒井菜摘さんへの公認証の授与を行います。
まず、代表から公認証の授与に当たって一言お願いします。
【代表】
改めてですが、我々、ここまで東京15区、調整を続けてまいりましたが、この度、公認候補(予定者)として、酒井菜摘さん、決定をさせていただきました。きのう既に都連で会見も開かせていただいたところですが、本日は党本部として公認証をお渡しするということで、この場に酒井さんに来ていただきました。
これまでも江東区議として2期活躍をしていただいて、そして、まさに江東区長選挙にも出馬をしていただいたという経緯がありますが、かねてからの江東区、今回15区の選挙というのは、やはり選挙違反で自民党の国会議員が辞職するということも含めて、不祥事が相次いでいる。それに加えて、今、国政の中で、これだけ裏金問題で、しかも、きのう自民党の処分なるものが出ましたが、まあ身内に軽く、そして、最大一番の問題は総理自身が何の処分もないということで、これだけの国会の混乱の中で衆議院補欠選挙があるということであれば、ぜひとも我々として候補者を擁立したいと思ってまいりました。その中で、酒井さんにその問いかけをさせていただく中で、ぜひ一緒にやりたいと、やらせていただきたいというお話をいただきました。我々として自信を持って、国会に参加をしていただいて、一緒に政治改革に取り組みたい。
それに加えて、看護師でもあり、また、若い頃にがんを患って、ずっと闘病を続けながら歩んできたということもあって、さまざまにその苦しい方の声を議会に届けるという活動をしてきた方でもありますので、自信を持って我々として公認をし、そして勝利に向かっていきたいと考えております。
それでは、私から紹介をさせていただき、酒井さんにも一言お願いしたいと思います。では、よろしくお願いします。
【酒井公認候補予定者】
皆さん、こんにちは。酒井菜摘と申します。
江東区に住んでおりまして、2019年から区議会議員を2期務めさせていただきました。
政治の道へ進む前は、看護師、助産師として12年間医療現場で働いておりました。助産師という仕事は、女性の権利を守る仕事。さまざまな健康課題に向き合う場で、さまざまな女性の支援をしてまいりました。今現在、国会議員には助産師の資格を持つ方はいらっしゃいませんので、その職能もしっかりと果たしていきながら、国政でさまざまなことに取り組んでいきたいと思います。
これまでも、社会課題、さまざま、ひたむきに取り組んでまいりましたが、区議会議員としての経験も生かして働きたいと思います。
今現在、江東区で区民の皆さんに広がっている政治不信、この壁を越えるためには野党の力を結集して戦わなければならないと覚悟をしておるところです。
区長選挙の際にも、古い政治ときっぱり決別ということを訴えました。私自身は、女性の声が政治を変えるということも訴えてまいりましたし、信頼と寄り添いの政治を実行していきたいと思っております。
しっかりと、短い期間ではございますが、全力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
【代表】
決定はきのうですので、日付はきのうということで公認証を読ませていただきます。
公認証
候補者酒井菜摘様
右公認する
2024年4月4日 立憲民主党代表泉健太
〔 泉代表から酒井公認候補予定者に公認証を手交 〕
○衆院東京15区補選に向けて
【司会(事務局)】
では、通常の会見に移行します。代表から発言をお願いします。
【代表】
今、公認証を渡させていただきました。
私自身も、この必勝に向けて、早速、今週末は島根ですが、来週は江東区にも私も入らせていただきたいと考えております。
区長選そのものも各野党の皆様のお力をいただいて取り組んでまいりました。
この東京15区、国政選挙ですから、もちろん関わり方はそれぞれまた再度検討していくということになるところはありますが、我々としては明確に今の自民党政権にノーを突きつける。そして、この裏金政治を変える。今の処分では不十分。そして、政治改革を必ず実効性あるものにするという戦いを繰り広げていきたいと思います。
野党、与党、ゆ党、いろいろな言われ方をすることがありますが、我々は明確に自民党と対決をするという姿勢で、この選挙戦、政治改革を成し遂げるための大きな一里塚として取り組んでまいりたいと考えております。
○裏金問題 自民党の党内処分について
【代表】
さて、きのう自民党の処分がありまして、私自身もきのうコメントいたしましたが、改めて、余りにその第一報で出てきたものが、これ本当かというくらいなものでしたので、その特徴を改めておさらいをすると、そもそも85人、自民党の現職だけで85人の裏金議員がいる中で、そもそも処分の対象者が39人というのはどういうことなのかということですよね。
大半、半分以上が不問に付されると。何年にもわたって裏金を受け取りながら不問ということがあり得るのかと。これ、自民党の全く処分のない議員たちからしても、ちょっとくらい処分があったほうがまだ有権者・地元の方に言い訳が立つのではないかと思うくらいに、本当に全く処分がないということで、これはひどいなと、軽過ぎるなというのが感想の一つ。
そして、実際に処分といっても、ほとんどないに等しい処分ですね。戒告ですとか、これはもう一回戒告すれば終わりということですし、そして、例えば萩生田議員に象徴されますが、もう既に党の役職を辞している人物に党の役職停止1年間と。これはもう本人にとっては何の苦しみもないものでありまして、そういった意味では甘過ぎというのが特徴の一つではないかと思います。その象徴に、離党勧告はたった2人ですし、そして、党員資格停止3人ですか。ですから、非常に全体的に甘い。
その最大の甘さの象徴は、岸田総理自身に何の処分もないということですね。その後の総理ぶら下がりで、本当に驚きましたが、自身の処分については、総理が言っていたことですが、「最終的には、国民、党員に判断いただく」と。何ですか、これはと。
例えば企業で不祥事が起きたときに、社長が部下を処分して、最後に「私の処分についてはユーザーの皆さんに決めていただきます」とか、あり得ますかと。「我が社の商品を購入してくださる方に決めてもらいたい」とか、何を言っているんですかという話ですよね。あるいは、「社員の皆さんに投票で決めていただきたい」とか、そんな会社がどこにありますかと。この間、ビッグモーターですとか、宝塚ですとか、あるいは、損保ジャパンですとか、ダイハツですとか、それぞれやはりトップが責任を取っている中で、余りに自民党という組織の異常性が表に出た今回のあり方ではなかったかと思います。
この「最終的には、国民、党員に判断いただく」というのは、ある意味、強気な発言というふうにも言えるし、強弁というふうにも言えるし、たかをくくっているというふうにも言えるかもしれませんね。自分に対する処分は選挙でやってくれよというような言いぶりですね。
だから、私も言ったように、まさにこの自民党の党内処分には期待はできないということで、あくまで選挙で国民がまさに岸田総理を処分するしかない。自民党を処分するしかないとこれまで言ってきましたが、まさに選挙で岸田総理を処分するしかない。それは国民の力で総選挙で示していくしかないということが明らかになったと私も考えているところです。
○重要経済安保情報保護法案について
【代表】
そして、きのう政調(次の内閣)が行われて、我が党はセキュリティ・クリアランス法案については修正案を出すということで幾つか項目をそろえました。
それについて、与党の側でもある程度真摯に受け止めてきているという状況がありますので、総体としては、その修正協議が結実をすれば、我々としてはこれは一定賛成をしていくというふうに考えております。
○共同親権を導入する民法改正案について
【代表】
また、共同親権についても、これはやはり多くの懸念が寄せられています。大きくこれまでの原則を変えていくということについての不安の声に十分政府は応えなければならないと、また、各党も応えねばならないと思っておりますので、その後の監護権がどうなるのか、面会交流のあり方がどうなるのか、さまざま更に議論する点がありますので、これも我が党としてそういった懸念点を今の政府案に対してぶつけていくということで今は考えていきたいと考えております。
○川勝静岡県知事の失言と辞意表明について
【代表】
そして、この間のいろいろな話題というか、あれになったことで言うと、静岡県の川勝知事の失言、問題発言ですね。これは本当に問題発言だと私も思います。
私自身、学生の頃に農家で農作業のアルバイトもしたし、そして、小さい頃から牛舎に行って、父の仕事、父は牧場経営ではありませんでしたが牧場に関わる仕事をしていましたので、まさに牛の世話をしているところにもよく行っていました。そういう立場からしても、何を言っているんですかということは、これはもう明らかであって、本人の中にもおそらく自責の念というのはあるのだと思いますが、この発言はやはり問題であると考えています。
その中で、辞職ということを知事自身がおっしゃったということであります。
今後のことについて、渡辺周衆議院議員の名前も挙がったりはしておりますが、今は当然執行部の一名であり、構成メンバーであり、「次の内閣」の構成メンバーと、重要な役割を果たしておりますから、私としてはもちろん国政を全力で頑張っていただきたいという思いがあります。そういう中で、県連ですとかと協議をして今後のこの知事選の対応ということについては考えてまいりたいと思っています。
○「ガザを長崎・広島のように」米議員発言 政府の対応について
【代表】
さて、外交に関わる問題なのですが、3月の下旬にアメリカのティム・ウォルバーグ下院議員が、これまた問題発言をしたわけですね。ガザのことについて、「人道支援にびた一文使うべきではない」「長崎や広島のようにすべきだ。速やかに済ませよう」という発言をしたということで、これは大変な問題発言だと考えています。要は、長崎や広島のようにすべきだ、早く終わらせるという発言、これは原爆を投下したことについて肯定的なような発言であります。
実はこの発言については各社報道されていたところもあるわけです。しかし、きょうこの会見で皆様にお伝えしたいのは、その後の日本政府、上川大臣なり岸田総理の対応なのですね。
これは既に、外務委員会だったと思うのですが、松原仁議員からも上川外務大臣に質問をしています。その質問の中でいえば、こうしたアメリカのウォルバーグ下院議員の発言について日本政府として当然抗議すべきではないかということを問うたときに、上川大臣は、抗議するつもりはありませんと、謝罪を求めるつもりはありませんという答弁だったというふうに聞いております。それは何なんだと、なぜ抗議をしないのかということですよね。
さすがに日米関係は強固だし、今後の友好関係も同盟関係もそれは揺るぎないものですが、おかしなことにはおかしいと声を出すのが当然ではないでしょうかと思います。そういうことまで言えないような日米関係は、むしろ不健全であるということですよね。
この辺りは、ぜひこの日本政府の姿勢を各社の皆さんにも、問題であるということをぜひ報道もしていただきたいと思います。日本政府として、アメリカ、この下院議員に対して厳重に抗議をすべきだと思います。
その後、下院議員は、そんなつもりはなかったという言い方で、「イスラエルによるハマスの迅速な排除を支持するために比喩を用いていました」という弁解をしているのですが、これは弁解になっていない弁解ですよね。広島・長崎を比喩に持ち出したということそのものは何も変わっていないわけであります。
そして、同じくミシガン州の他の下院議員からは、「恐ろしく、衝撃的」な発言だと。「大規模な虐殺をも提唱するのは弁護の余地のない立場だ。これほど極端で危険な発言には全くもって同意できません」という、他の下院議員からの、この発言に対するコメントもありました。
そういったことも含めて、アメリカの中でも発言を撤回すべきだという声が起こっていますから、これは上川大臣はもちろんのこと、岸田総理は訪米をするわけです。その日米全体の首脳同士の関係性は揺るぎないもので、大いに結構だけれども、こうした誤った認識、あってはならない認識がアメリカの下院議員から示されたということについては、やはり日本政府として毅然とした立場を表明してもらいたい。そうでなければ、岸田総理自身も、この広島の、被爆県(選出)の総理大臣として何の立場も示さないというのはあり得ないのではないかということは改めてお話ししたいと思っております。
■質疑
○裏金問題について(1)
【NHK】
冒頭の処分の話だが、処分が甘いということで、きのうも一段落にはならないという趣旨のことをおっしゃっていたが、国会では野党側は証人喚問も求めており、今後、特別委員会も政治改革で設置される。この国会ではどのように引き続き真相究明や総理を含めた処分を迫っていくお考えか。
【代表】
本当ね、あらゆることは迫っています。なのだけれども、本当に自民党の側に国会で説明するという気持ちが全くないですね。
例えば、弁明ですよ。参議院では政倫審で自民党も含めて一致をして参議院議員32名に対して弁明を求めました。しかし、弁明をしたのは世耕議員(ら3名)。それ以外の議員については弁明書も出してこないわけですよね。なのに、今回の処分を受けて自民党本部には次々と弁明書が届いているというではないですか、自民党向けの。もうこれこそが証明ですよね。党内の処分権限を持っている岸田総理には弁明はするけれども、国民に対しては弁明する気はない。これが自民党の姿勢だということが明らかになったということですよね。
ですから、自民党はこれからも、証人喚問、そして政倫審、後ろ向きであり続けるのでしょう。更に言えば、政治改革の具体案も出てきていない。政治改革にも後ろ向きであり続けるのでしょう。
我々も、もう自民党に求めても無駄かなと、本当そう思い始めていますというか、最初から期待もしていなかったところもあるけれども、本当にこれだけ自民党自身が危機的な状況になっても自民党自身に自浄作用がない、そして国民に向けて説明する気もないということであれば、構っていられないという気持ちですね。
これからは政治改革の特別委員会の中で、やはり野党が主導して、きょう改めて(パネルを)持ってきましたが、この「本気の政治改革実現に向けて」という立憲民主党の案ですが、政治家本人の処罰強化、政治資金の透明性の確保、政治資金パーティー及び企業・団体献金の廃止、これに加えて文通費の改革もしなければなりませんし、こういうことを、いかに国民の世論、皆様の力を得て実現をするか。自民党にとって都合のいい、やったふり政治改革ではなく、いかに自民党にとって彼らが歯ぎしりをするような厳しい政治改革案をつくれるかという、野党と国民の皆様の共同作業をこれからは力を入れていきたいと考えています。
【フジテレビ】
岸田さん自身の責任の取り方について伺いたいが、党のトップである岸田総裁自身は処分はなかった。先ほど言及あったが。党の内部の処分をきのう終え、これで問題の幕引きを図ろうとしていると見える状態だが、国民の信任も問うべきという声もあると思う。泉代表は岸田総裁に何を要求するか、具体的にお願いしたい。
【代表】
今回は、100人弱の裏金議員を出した組織としての総裁の責任の取り方、身の処し方という意味で、0点ですね。
更には、岸田派、総裁派閥であり自分自身が会長を続けてきたグループ、派閥の会計責任者が略式起訴を受けたにもかかわらず、派閥のトップとしても処分がゼロ。
個人としても派閥のトップとしても総裁としても処分がゼロという、考えられないですよね。
そんな総裁にもう何も期待するものもないのですが、だからこそ、国民の皆様と共に、これは岸田総理に対する処分というのは国民が下すしかない。党内では全く期待ができないし、総理自身が期待ができないわけですから、国民が岸田総理に処分を下すしかない。これがこの4月の補欠選挙であり、そして、来るべき次期総選挙であると。こういう位置づけで取り組んでいきたいですね。
【フジテレビ】
今のくだりだが、補選の話が出たが、具体的に、今の総裁・総理である岸田さんの辞任だったり。
【代表】
そんなものは、私たちから他党の人に対して総裁を辞任せよなんていうことはどうでもいい話で、それはあなた自身が問われていることですよということですから。
【共同通信】
冒頭でも触れられたが、きのうの首相のぶら下がりで、自身の処分については、国民の皆さん、そして党員の皆さんにご判断いただく立場だと。解散をにおわせた発言とも受け取れるが、この点を代表はどのように受け止めるか。
【代表】
本当に開き直って、ある意味、国民にけんかを売っているような言いぶりですよね。自分は自分を処分しない、文句があるんだったら言ってこいと。文句があるんだったら、国民、判断してみろという言いぶりですからね。
ですから、自民党総裁選で決着がつくのか、それとも総選挙で決着がつくのかということの二つしか岸田総理を処分する方法はないということが総理の発言だったと、私はそう解釈しています。
○衆院補選・総選挙に向けた取組について(1)
【東京新聞】
衆院補選と野党共闘のあり方について伺いたい。小池都知事のファーストの会は東京15区に作家の乙武洋匡さんを擁立する方針で、自民党も推薦手続に入るということだ。乙武さんについては国民民主党の榛葉幹事長も推薦依頼が来たら極めて前向きに考えたいなどとおっしゃっているそうだが、そうなると立憲民主党と国民民主党との関係については県レベルで協力する島根・長崎と東京とで対応が分かれるわけだが、次期衆院選に向けた国民民主党との協力関係に影響が出るのか出ないのか、この点についてご見解を伺いたい。
【代表】
他党の対応がばらけることは、我々にとっては、それはどうこうするものではないというのがまず一つです。
ただ、自民党が推薦する候補を国民民主党として推薦するのですかと。今、まさに国民民主党も、この今の自民党の裏金政治・不祥事政治については辛辣に表現をして、こんなことは許されないと反発もして、国会でもこんな自民党政治は駄目だということで発言をされている。そういうスタンスだと認識していますので、幾ら都民ファーストという着物を着た候補者であっても、自民党が推薦するときに国民民主党も推薦をするのですかということは、それは国民民主党の中でたぶん議論になることではないかということがまず一つです。
そして、実は乙武氏が出馬表明をしてから数日たつのですが、記者会見などが行われていないということが何を指すのか。この間、過去のさまざまな問題について報道が改めてされてきたりしているので、そのまま立候補に至るのか、場合によっては立候補取りやめみたいなことに至るのか、そこが今ちょっと見えなくなってきていると。そもそも短期決戦なので、本来であればおそらく本人的にもすぐにでも活動を始めたいところが、ここまでファースト・乙武陣営にブレーキがかかっているということは、さまざまな問題が起きているのかなということを推察をします。
それとともに、最初、出馬表明をしたときに私も言いましたが、国政においてどんな立場で活動するつもりなのかということですよね。茂木幹事長は東京15区で自民党の候補者が出ないかのように言いましたが、もし自民党の推薦を受けるということであれば、これは自民党の候補者ですよ。間違いなく、明確に。それで当選したら自民党の会派に入るでしょうし、当選したら自民党は万歳をするでしょうし、喜ぶでしょう。その意味では、与党側候補と。ファーストなので、与党なのか野党なのかはっきりすべきだということを私は申し上げましたが、自民党が推薦するとなれば、あるいは自民党が実質支援をするとなれば、これは与党候補ということですから、今回の裏金問題においてはディフェンス側になるということですよね。政治改革についても自民党側の政治改革案を掲げるという立場で戦う候補者になっていくということははっきりさせてもらわなければいけないと、このように考えています。
なので、特段、他の選挙区、島根だとか長崎に影響があるものとも思わないし、まさに先ほど言ったように国民民主党自身も、自民党が乙武氏に乗るということである場合には、国民民主党がそのまま乙武氏のほうに推薦を出すとか乗るということにはなるのかどうか。そこはやはり国民民主党の中で私は議論があることだと思うので、まだ決定にはならないのではないかというふうに見ています。
これは連合さんも同じなところはあるのかなと思いますけれども、さすがに自民党が乙武氏を推薦して、そこに連合も乗るというのは、ちょっと考えられないのではないかというふうにも思います。
【東京新聞】
次期衆院選に向けて、国民民主党との協力関係・連携ということについての重要性についてのお考えをいただきたい。
【代表】
これは今、私自身、「ミッション型内閣」。やはり各党それぞれ違う政党ですからね。各党それぞれ違う政党ですから、私はやはりその違いというものは尊重したいと思っているし、違いを尊重する中で、自民党の政治を変えるには皆で知恵を出し合わなければいけないのではないかということで、私は「ミッション型内閣」ということを提唱しています。
ですから、どこかの政党の政策に全部従えとか、どこかの政党だけに都合のいいようなことで皆ついてこいと言ったって、それは私はどの政党もあり得ないことだと思っていますから、その意味では真摯な話合いということになるでしょうし、国民民主党に限らず他の政党ともやはり真摯に話合いをしていく中で、今の自民党政治では駄目だということについては私は合意もできるし、政治改革を共に進めようということでも合意もできるし、先日のトリガーについても、全て先々まで例えばエネルギー政策や物流政策、あるいは自動車の戦略、一字一句まで全部同じというところかどうかは別にしても、トリガーを発動させるということについては例えば一致ができるとか、いろいろな一致の仕方はあるのではないかと思っていますから、今後もそういうことは十分にやり取りができると考えています。
○憲法審査会について
【産経新聞】
少し別件で、昨日行われた憲法審について伺いたい。昨日、憲法審後のぶら下がりで逢坂筆頭幹事は、11日の開催を提案されて、その開催に関して党へ持ち帰って検討したいと述べられた。党としてどのように対応するおつもりかお聞きしたい。
【代表】
党に持ち帰って検討するという場合に、私が直接現場の逢坂筆頭とやり取りすることではないので、おそらく今、議論をいろいろと国対の中でもしてもらっていると思いますが、他の報道でも一部出ていましたが、今のところというか、それなりの環境は整ってきているというふうに私も認識しておりますので、何かそれ以外の不確定要素が今出てきているという状況にはないということです。
○重要経済安保情報保護法案について(1)
【読売新聞】
セキュリティ・クリアランス法案について伺いたい。先ほど代表は修正協議が結実すれば一定賛成したいと考えているとおっしゃったが、代表はこの法案の意義や懸念点がどういったところにあるとお考えか教えていただきたい。
【代表】
これまでも、このセキュリティ・クリアランス法案については、これをしっかり整えなければ、アメリカやヨーロッパ、同じ民主主義国家同士などのさまざまな案件に日本が参画することができなくなるのではないかということで、一定整えなければいけないという議論が一つあります。そこについては我々も必要性は認めているというふうにお伝えします。
その上で、一方では、やはり実際の働く当事者というか、労働者の審査をするということになりますから、その審査の中でのいわゆる不利益取扱い、そういったものがあってはならないということですとか、会社そのものも締め出されるようなことがあってはならないだとかということの懸念、ここをどう解消していくかということ。
更に言えば、国会の関与、あるいは有識者に関与してもらって、このセキュリティ・クリアランスについてどのような運用を行っているのかということについては説明が求められるということで、この透明性を高めるための幾つかの取組ですね。情報監視審査会をどうかませるかだとか、そういうことについて我々として論点を提示して、それなりに前向きな回答を得られるのではないかと考えているということです。
○衆院補選・総選挙に向けた取組について(2)
【日本経済新聞】
先ほどの補選、東京15区に関連して伺いたい。昨日、酒井さんの都連のほうの出馬会見で大串選対委員長が、昨年の千葉5区の補欠選挙を挙げ、候補者が乱立したことを踏まえて、あの反省に基づいて今回取り組んでいかなければならないという発言をされていた。この1年ほどの間に、野党連携の中で、連合も含めて、前進している部分と、これから本選に向けて更に取り組んでいかないといけない課題のところを教えていただきたい。
【代表】
一歩一歩ですね。
本当に、これは選挙制度のことがよく言われます。衆議院選挙の場合はよく、野党は全部一つにまとまって戦うべきだという、べき論というのは、選挙制度を抜きに考えればあり得る話かもしれませんが、これは比例代表並立制ですので、各政党が候補者を出して戦うことで比例票も獲得していくという、そういう仕組みになっているので、どうしても全てどこかの政党の候補者に集約すればそれでいいんだという話にはやはりならないということなんですよね。
もちろん、そういう総選挙の根本的な制度的な課題がある中で、各政党、平時においても努力を重ねているので、自分の党の存在が選挙区から消えて他の政党の候補者に集約をしていくというのは、それは本当にそれぞれの政党、大変重たい高度な判断が強いられることなので、そう簡単に進むものではないという認識をしています。
ですから、本当に一歩一歩、一つ一つ互いに話合いをしながら進めていくということなので、大胆に状況が前進をしているということではないけれども、しかしながら、信頼関係というのは一つ一つ前に進めていく努力をしてきたという今の状況かなと思っています。
今回の東京15区において、まだ我々は公認発表したばかりですので、各政党がどのように判断をされるのかということについては、これはまだわかりません。ですから、千葉5区と比べて現時点でこうですということが言えるわけではありませんけれども、私たちとしては、とにかく今の自民党のこの不祥事と体たらくぶりというのは国民にとって不幸だと思っていますので、そういうことにおいて、この補欠選挙でも共通し共有できるという政党があるのであれば、できる限り我々としてその大きな大義の中で構図をつくっていきたいと考えています。
【日本経済新聞】
関連して。比例票への影響というところがあったと思うが、今回はあくまで補選なので比例は関係ないが、やはり本選を見据えて各党が。
【代表】
そうですね。やはり各党、今回は比例がないからと単純に言える話ではやはりないんですね。それぞれの選挙区で補欠選挙であっても候補者を出すということは、やはり普通、各政党であれば基盤の強化にはつながるというふうに思いながらの判断になるでしょうから、本当にそれぞれ一つ一つは重たいものだと考えています。
【日本経済新聞】
関連で。きのう櫛渕万里さんが22区から14区に移るということで、立憲民主党とれいわで候補者のすみ分けをする発表があった。立憲民主党としても比例の上積みというのは欲しいところだとは思うが、そのバランスはどうこれから進めていきたいと考えているか。
【代表】
これはバランスといっても各都道府県さまざまだし、都道府県ごとにまた持っている議席も違いますから、話合いをするにしても県ごとに変わってくるところがあります。
今回も、これは山本太郎代表も既にお話しになられていますが、いわゆる野党共闘ということに今至っている状況ではない。しかしながら、相打ちということは互いにとって幸せなことではないということで、ある意味、すみ分けの考え方で、ですから、もちろん今、全面的なアライアンスを組むということではない前提の中で、しかし、それぞれ、今回発表した山花さん、櫛渕さん、それぞれの政党が重要な人物だというふうに考えて、国政でぜひ活躍してもらいたいという中で、一定の合意ができたということですから、こういうことをやはり一つ一つ重ねていくということでしかないかなと考えています。
我々にとっても、よくれいわさんも判断をしていただいたなというふうに考えています。
【フリーランス】
今の東京15区補選に関連して。ほぼ同じ選挙区の江東区長選では酒井さんを共産・れいわ・立民が一緒に応援して街宣車で並んだ場面もあった。きのうのれいわの会見でも、櫛渕さんは個人的には酒井さんを応援したいと。全面的な野党との連携は山本代表は賛同はしていないが、東京15区補選については櫛渕さんは個人的に応援したいというふうに言っていて、十分可能性があると思うが、れいわ・共産に支援要請するお考えをお聞きしたいのと、あわせて、国民民主党はまさに自民党と相乗りして乙武さんを推す可能性があると。小池知事のスタンスについて先ほどおっしゃったが、八王子市長選でも江東区長選でも自民党と一緒の候補を応援して、自民党をアシストした、自民党裏金隠しに貢献した第2自民党みたいな存在だと思うが、その小池さんと国民民主党が組むのかと、一緒に乙武さんを応援するのかということで、国民民主党をもう一回説得するお考えはないか。
【代表】
これは説得とかではなく、基本的に各党がそれぞれに真剣に考えて判断することです。
今、私が改めて、この東京15区という国政の補欠選挙ですから、課題は国政ですよね。ですから、先ほどお話ししたように、ファーストにしても、では、国政においてどのようなスタンスで、自民党をアシストする側なのか、それとも政治改革を進める側なのか、ここはやはりはっきりしてもらわなければいけないし、乙武氏についても、どういう立場で自民党と関わるのか、ここもはっきりしてもらなければいけない。
そして、国民民主党も、私はまだその決め打ちというか決めつけをする必要は全くないと考えていて、今まだ事態は流動的な状況ではないかと思っていますから、国民民主党だから自民党と相乗りするなんていう話では私はないと受け止めています。
そして、他の政党、例えばそれは社民党や、いわゆる生活者ネットワークだとかも、前回の区長選のときには酒井さんを一緒に応援していただきました。
ですので、各そういったさまざまな方々にどのような形で取り組んでいただくのかというのは、まだ実はその話合いということが今進んでいるわけではありませんので、今後さまざま我々としても考えていく中で、国政選挙ということも踏まえてどういう構図で戦っていくのかということを考えていきたいと思っています。
【フリーランス】
都民ファの小池さんのスタンスは、過去2回の選挙、八王子市長選と江東区長選挙で自民党と相乗りしたわけだから、もう明らかに第2自民党、自民党の補完勢力だというのははっきりしていると思うが、そんな小池さんが推す乙武さん、自民党相乗り候補を国民民主党は一緒に応援するのかと。もし正式に決まった場合は、泉代表、抗議して説得にかかるお考えはないのか。
【代表】
決まったら説得なんか普通通じないでしょう。
【フリーランス】
おかしいんじゃないかとか。
【代表】
そんなこと言ってもしようがないですよね、その政党が決めたとしたら。
ただ、もう既に言ったように、それぞれの政党の考え方がある中で、当然、地方選挙と国政選挙、そこで対応がそれぞれ独自で考えるのはこれまた当然のことでしょうから、今そんなに何か決めつけなくていいのではないですか。
【フリーランス】
千葉5区では共産党との一本化すら実現しなくて敗北したわけだが、今回はそういう失敗は二度と繰り返さないという理解でよろしいか。
【代表】
そんな簡単に言わないでくださいということだけお伝えしたいと思います。
【フリーランス】
意気込みはないのか、一本化の。
【代表】
そんな簡単な話ではございません。
○重要経済安保情報保護法案について(2)
【フリーランス】
セキュリティ・クリアランス制度でも、イギリス、フランスではコンフィデンシャル級の秘密を保護する部局はもう廃止され、アメリカもその方向だと。もうそんな必要性が乏しい法案を、しかも、機微な情報を、裏金自民党・政府への信頼が揺らいでいる中で、急いで成立させる必要があるのかと。これは非常に疑義があると思うが、改めてこの法案に対する対応を変えるお考えはないか。
【代表】
党内で手続を行って、部会で審査をし、「次の内閣」で審査をし、そして、我が党としてまさにそういった懸念点も含めて政府案に対して対案というか修正案を出し、そういう中で、今、話が進んでいるということです。
【フリーランス】
明らかに高市大臣の説明がうそだったというのが明らかになったわけではないか、日弁連副会長の説明で。イギリス、フランス、アメリカの動きを見ると、全然必要性が乏しいとお考えにならないのか。
【代表】
そういったさまざまな懸念があるということも受け止めたいと思います。我々としては党内での手続は進めています。
○裏金問題について(2)
【朝日新聞】
森元首相の裏金問題への関与についてお聞きしたい。きのう岸田総理はぶら下がりで、自ら森元総理に電話をして確認したが裏金問題への関与は確認できなかったと発言した。この受け止めと、証人喚問の必要性も含めて、お考えをお聞きしたい。
【代表】
もう本当に苦笑というか、あきれるというか、電話で聞いて、本人の自己申告で、関与がなかった。本当に岸田さんの意見聴取の仕方というのは人によって不公平なんだなと思いますね。ある人にとっては、もう厳しい処分をするという前提で意見聴取をしているような節もあるし、ある人にとっては、もう不問前提で、単なる通過儀礼的な意見聴取。その電話というのもそうですね。それが森元総理の発言が真実であるとは国民は誰も思っていないのではないですか。まあ、そういうやり方をするのが岸田総理だということですね。
森元総理の証人喚問というのは、これは我々常に、やはり誰でも彼でも一足飛び二足飛びにすぐ証人喚問ということではない。やはり、まず、それなりに本人が弁明なりをして、その後に、その上でも疑問があればということでこれまでは対応してきていますが、きのうのその岸田総理の説明を受けて、我が党の国対ともさまざま相談はしてみたいと考えています。
【時事通信】
先ほどの代表の、国民が選挙で処分を下すしかないというくだりの発言についてもう少し伺いたい。衆院解散・総選挙について、どういった時期に行うのが望ましいのか、早期に行うべきなのか、その辺についてもう少し伺いたい。
【代表】
これは野党が「べき」と言ってもしようがないんですけれどもね。決めるのは、解散を判断するのは岸田総理にほかならないので。
ただ、我々は、それはここまで政治不信が高まって、自民党内も処分が甘かった一つの理由は、余りに皆を役職停止にしてしまうと役職に就けない議員ばかりになってしまって党内の役職が埋まらないから、あるいは、内閣改造するにしたってもう代わりの人材がいないですよね。そういう意味では政権担当能力がもうないわけですよ。もうこの状況に至っては、それは解散をして改めて国民に信を問えということは当然のことだと考えますので、私たちとすれば解散をせよというふうに思います。
ただ、確かにこれを決めるのは自民党でありますので、そこはよくわかりませんけれども。
この今の岸田政権にはもう既に国民自身はノーを突きつけていると思います。岸田総理があと考えるのは、今のこの怒りをできる限り長い間引っ張って、怒りが収まるのを待って、1年後にでも解散をするのではないかというような話まであるわけです。改めてですが、全国の国民の皆様には、このきのうの自民党の処分、そして、これまでの自民党の裏金問題への対応、これを絶対に忘れてはいけないということですね。
自民党は常に、総選挙になると新しい顔に急に替えてきたり、先々のことをぶち上げて、例えば所得倍増とか適当なことをぶち上げて、過去の検証をさせないように仕向けるわけですが、政権というのは常に過去の歩みが問われるわけです、総選挙において。ですから、全国の国民の皆様には、あくまで、この前回選挙以降の自民党の政治、(旧)統一教会(問題)もありました、裏金(問題)もありました、こういうことを総決算する選挙だと、そういうふうに捉えていただけるように我々も努力していきたいです。
○次期衆院総選挙に向けた取組について(3)
【フリーランス】
萩生田さんの相手となっている佐藤由美さん、国民民主党に離党届を出して前原さんのほうから支援をされたいということだが、この前、代表は八王子で街宣したが、まだここに立憲民主党の候補者を立てたいということはあるか。
【代表】
東京24区に立憲民主党の候補者を立てる。当然のことだと思っています。
(以上)