衆院島根1区補選(投開票4月28日)も残すところあと2日となった4月26日、亀井亜紀子候補は十六島町からスタート。その後、出雲市平田町、雲南市、奥出雲町、安来市と、松江市を取り囲む地域をまわり支持を訴えました。
JAしまね伯太店前での演説で、郷原信郎弁護士は「島根1区の補欠選挙は全国から注目されている」と述べたうえで、自民党の裏金問題で検察は、実態がどうだったのが全然調べなかったと指摘。岸田総理は「検察の厳正な結果を踏まえて考える」と発言。党の処分については「国民に判断してもらう」と述べていることから、郷原弁護士は「国民の判断とは、まさに選挙のこと。最初に岸田総理に対する評価・判断が行われるのは、この島根1区の補欠選挙だ」「もしこの選挙で(自民党が)勝ったらどうなるか、いままで批判してきたことがチャラになる。これから好き放題やっていということになってしまう」と指摘。「この投票権をもっているのは皆さんだけ」「ゆめゆめこのプラチナ・チケットを無駄にしてほしくない」「けじめがおこなわれるかどうかは、これから先の日本がどうなるのかにもかかわってくる」「極めて重要な選挙でみんさんのこれまでの自民党政治に対する評価を突きつけてやろうじゃありませんか」と訴えました。
長妻昭政務調査会長は、自民党の裏金問題は「日本の奥深い構造的な問題でもある。なぜ格差が拡大するのか、なぜ少子化対策が進まないのか、なぜ地方と都市部の格差が大きくなるのか。この背景には金権政治という問題がある。金が集まるか集まらないかで政策の優先順位が変わる。長年国会議員をさせていただいているが、嫌というほどそういう現場を見てきた。パーティー券が売れない分野は国の予算は後回しになる。こんなことがまかり通っていいのか」と述べ、「政治を最も必要としている人は、政治から最も遠くにいる。困っている人や地域に目を向けることが政治の役割だ」と訴えました。
亀井候補は、自民党の裏金問題、人口減少問題、農業課題などを取り上げ、農業については、資材高騰、高齢化などで担い手が激減するとの危機感を示しました。そして今こそ一緒にこの島根県から変えようと訴えました。
また、プラーナ(安来市)前の演説で亀井候補は、これまで「(1票)お願いします」とこちらから言うことが普通だったが、今回の選挙では逆に有権者から「お願いします」と言われることが多いと述べ、しっかりと声を受け止め、頑張っていきたいと決意を語りました。
■今回のフォト