泉健太代表は4月26日、党本部で定例の記者会見を開き、(1)衆院補欠選挙(2)メーデー中央大会(3)「まっとうな政治へ」全国行脚――等について発言しました。

■衆院補欠選挙

 28日に投開票を迎える衆院3選挙区補選について、各選挙区の候補者が全力で訴えを続けており、それぞれに大きな反響を得ていると述べました。岸田総理が自身の処分については「国民に判断してもらいたい」と発言したこともあり、今回の補欠選挙は国民が判断する大事な機会であると、とらまえていると主張。その上で、立憲民主党が議席を獲得・当選することで、「自民党の裏金の真相究明や処分が不十分であること、今の自民党案では政治改革として到底足りない」と選挙戦で最後まで訴えていくと強調しました。また、今回の選挙は、「子育て支援金」の実質負担や、円安・物価高に歯止めをかけることができない政権の経済運営に対しても、国民が判断する機会だと述べました。

■メーデー中央大会

 衆院補選最終日の27日に行われるメーデー中央大会について、泉代表は、今年は登壇して挨拶させてもらうと報告。あらためて「賃上げに対する決意、とくに中小零細企業の賃上げ、また個人事業主の価格転嫁などを進めていけるようにしていくこと」「補欠選挙の必勝に向けての決意」を述べたいと語りました。また、中央メーデー出席後は、補選の島根1区の応援に入ると述べました。

■「まっとうな政治へ」全国行脚

 ゴールデンウィークの日程については、これまで続けてきた「まっとう政治へ」の訴えを全国行脚していくとし、被災地の奥能登から、順次、重点地区を回ると述べました。


泉健太代表記者会見

2024年4月26日(金)10時30分~11時03分
発行/立憲民主党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/tvZOSrMTu3M


■冒頭発言

■質疑


■冒頭発言

○衆院3補選の勝利に向けて

【代表】
 おはようございます。
 まずは、三つの衆議院補欠選挙ですね。東京15区、島根1区、長崎3区、どの我々の仲間・候補者も、今、全力で訴えを続けています。そして、大変大きな反響というか、選挙区の反応をいただいているという状況です。
 東京15区は、かなり混戦ですし、候補者も多いですから、その中で選挙区の皆様に訴えを届けるというのは本当に大変なことですが、それでも、この酒井菜摘候補の、看護師であり、また、助産師であるというキャリアですとか、自身が子宮頸がんで苦しみながらも、だからこそ女性の健康問題ということにも、これから国が、政府が、行政がもっと取り組むべきだという主張は、私は浸透してきていると思います。
 島根1区の亀井亜紀子候補については、今は島根県、女性国会議員が一人もいないということも本当に島根県民の皆さんが疑問に感じているところですし、そして、その自民党側の弔い合戦というような、ずれた認識ですね。そういうことについて県民の皆さんも疑問を感じているというところもありますし、今回の戦いというのがやはり政治改革のための大きな戦いであると。しかも、島根1区は与野党直接対決、自民党対立憲民主党のまさに一騎打ちという戦いですから、ここが今の自民党政治の直接の審判になるということを、今、我々も訴えているところです。
 長崎3区については、裏金問題で自民党の議員が辞職をしたわけで、本来であればもっと多くの議員が辞職せねばならない、そういう選挙区の中で、谷川弥一議員のみが辞職をしたということで行われる選挙ですので、その意味で、我々は他の候補者と戦うというよりも、まさにこの裏金問題を繰り返させないという立憲民主党と有権者の対話の中で議席を獲得しなければならない、そういう選挙区だと考えています。
 そして、三つ通じて、岸田総理自身が私自身のことについては国民と党員に判断いただきたいと語ったわけですから、そういったことの判断をする大事な機会だというふうにとらまえて、この三つの選挙で我々としては、議席を獲得することで、当選をすることで、今の自民党の裏金、真相究明が不十分だ。そして、処分、これも不十分である。そして、政治改革は今の自民党案では到底足りないという答えを出していけるように、最終最後まで頑張っていきたいと思います。
 当然そのほかにも多くの政策課題、有権者の皆さんは関心があって、「支援金」ですね。実質負担増になる、この「支援金」。これについて、やはり一つの判断の機会になるだろうと、このようにも思っています。
 また、この円安傾向で、多くの国民の生活が大変厳しいものになっている。物価高を全く止められていないというような政権の今の経済運営に対しても答えを出していくという機会にもなろうと思いますので、そういったさまざまな点についても我々も最後まで訴えをしていきたいと、このように考えております。
 また、27日ですね。これは選挙戦においては最終日になりますが、連合の中央メーデーが行われます。
 私も、中央メーデー、代表になってから毎年参加はしておりますが、ことしは特に壇上で挨拶をさせていただくという機会をいただいていますので、改めて、賃上げに対する決意。特に、大手のみならず中小・零細の賃上げ。また、個人事業主の価格転嫁。こういったものを進めていけるようにということで私も挨拶をさせていただきたいし、また、補欠選挙の必勝に向けても決意を述べたいと、このように思っています。
 最終日は、このメーデーに出席した後は、島根にまた改めて渡って、島根での最終の活動に私も最後まで取組をしたいと、このように考えております。

○ゴールデンウィーク中の地方行脚について

【代表】
 そして、いわゆるゴールデンウィークについては、これまで続けてきた政権交代行脚、「まっとうな政治」行脚ということもありますし、私は北海道から九州まで、ゴールデンウィーク中は順次、まず、最初は被災地の奥能登に訪問しますが、その後に北海道から順次重点的な地域を回らせていただきたいと、このように考えております。


■質疑

○政治改革の議論について(1)

【NHK】
 まず、政治改革について伺いたい。自民党案が今週にかけて出てきたが、この案の内容の評価と、きょうから衆議院で政治改革の特別委員会が始まるので、立憲民主党としてはこの特別委員会にどう臨んでいくかお聞きしたい。

【代表】
 案といっても、あんの入っていないあんころ餅のような、本当に案がない案ですね。
 政治改革というのは決して連座制だけではないのですね。そもそも自民党自身が金をもらい過ぎていた、金を集め過ぎていた、その金の一部を裏に隠していた、こういうことを総合的に考えて本来その案を盛り込まなければいけないわけですが、まず、非常に不透明な政策活動費については、これは案の中に入っていません。
 そして、いわゆるこの政治資金集め過ぎだということについての、企業・団体献金の廃止ということについても入っていない。
 そして、政治資金パーティー、これについても全く触れていないということですから、まさに案の中身がないということで、ごく一部、ちょっとだけ連座制もどきだけが提案されているということですから、これでは全くもって自民党の案は我々としては不十分。そして、国民の皆さんにも到底納得いただけるものではないので、出し直しをしていただく、つくり直しをしていただくと。これが一番ではないかと思いますね。

【テレビ東京】
 政治改革について、特に維新との関係で伺いたい。きのう日本維新の会の遠藤国対委員長が自民党の浜田国対委員長と会談をして、政治改革で成案を得るべく努力をしていくこと、文通費について議論を進めることで合意した。こうした動きをどのように見ておられるかお聞きしたい。

【代表】
 いや、それはもう維新さんとしても、もう何度もだまされているということに対しての怒りはあると思いますよ。(旧)文通費について協議をしていく、確認した。これは前の国会でもそうだったし、これは何度確認しなければいけないんだという話ですよね。ですから、それは我々も当然自民党はやるべきだという声は上げたいですし、早く自民党は結論を出せよというのも、これは当然だと思いますね。
 ですから、国対委員長同士で合意したから自民党が進めるのかといえば、これまでも何度もほごにしてきた。これは国民民主党が行ってきたトリガーの協議でもそうですよね。協議をすると合意しながら、実際に進めない。これは自民党のもう常套手段になっていますから、決してそこにだまされてはいけない。
 ですから、合意したことだけで我々ぬか喜びしてはいけないと思うので、引き続き自民党の対応というのをしっかり見ていきたいです。

【テレビ東京】
 あわせてだが、その会談の後に遠藤国対委員長は、自民党との協議について、ただ高い球を投げても仕方がない、ボールを投げても拾えないようなものでは成果を得られないと発言しているが、今後、与野党間の協議はどのようにあるべきとお考えか。

【代表】
 とにかく自民党がちゃんと答えをのまなければいけないし、出してもらわなければいけない。その維新の言う文書通信費も、ある意味、自民党からは高い球と思われているのか、出しているだけでなかなか通らないということが繰り返されていますから。むしろ、ただ、それでせっかくこちらが投げている、いわゆるその高い球なるものを、自民党が受け取らないから球を低めに投げればいいという話ではないわけで、やはり国民の皆様からして「おかしい今のルールは変えるべき」というのは何も高い球ではなくて、それは国民にとって高い球ではなくて、ただ単に自民党にとって高い球であるだけだとしたら、それは投げ続けなければいけないのではないのという気はしますね。

○次期衆院総選挙に向けて(1)

【朝日新聞】
 ちょっと話題変わり、昨日の木原誠二さんの発言について伺いたい。岸田総理の最側近ともされる木原議員がきのうの会合で、今、自民党は非常に厳しい状況だと、政権交代が起こってもおかしくない状況であると思うと述べた。発言の趣旨としてはアメリカとの比較で日本の官僚機構が安定しているというふうに言いたかったのだろうけれども、側近の一人が危機感を表した発言についてどう受け止めているか。

【代表】
 これは、いわゆる政権交代注意報みたいなものを自民党の側から出して、まず、自分たちの陣営を引き締める。そして、国民に何となく存在する政権交代の不安感みたいなものを、ある意味、周りに呼び起こさせるみたいな、そういう言い方かもしれないので、ここをやはり我々自民党の一つの宣伝策かもしれないと考えて注意をして対応していきたいですね。
 とにかく、この間わかってきたのは、自民党の政権だから政権をうまく運営しているわけでもないし、彼らに政権運営能力が類いまれなものがあるわけでもないし、野党に十分政権運営能力は私は備わっていると思っているし、こういうことを一つ一つ私たちが証明していくということを続けていきたいですね。
 とにかく今の政治改革を見ていても、彼らには推進力もないし、火の玉も消えかかっているわけですから、我々としては、まさに政治改革を貫徹することができるのは新しい政権だと、立憲民主党政権だということを繰り返し訴えていきます。

【朝日新聞】
 その上でお聞きしたいが、今おっしゃったように、次の衆院選ではもちろん政権交代を目指すという理解でよろしいか。

【代表】
 そうですね。はい。

【朝日新聞】
 泉代表がかねて掲げている150議席という目標では、政権交代、過半数を取る233には及ばないと思う。改めてだが、この150という目標を引き上げたり変えたりする予定というのはあるか。

【代表】
 これは前から言っているように、150というのは目標ではなく、ある意味、私自身の進退に関わる数字ですから。
 我々は党大会でも、200を超える候補者を擁立し、できる限り当選者を増やしていくということを確認しています。

【朝日新聞】
 それでも、200だと233に届かないということで、野党との連携が必須になってくると思う。改めて、国民に政権交代を示す上で、野党連携についてどう臨んでいくか。

【代表】
 これは私たち、とにかく候補者を一人でも多く立てたいですから、もしその気があればぜひ考えていただきたいなと思います。やはり有為な人材にたくさん集まっていただきたいと思いますから。それはマスコミ界も、今の自民党の政治がおかしいと思う方には立ち上がっていただきたいと思いますけれども。
 そのときの選挙の結果で次の政局・展開というのは大きく変わる。ですから、自民党が過半数割れをするのか、しないのか。自公で過半数割れをするのか、しないのか。そのときに、また世論がどれだけ自民党が新たに仲間を引き入れてまた政権を延命するということを認めるのか。いろいろな展開がありますから、まず私たちは自民党の過半数割れに追い込むということを言ってきたし、そして、それは今や維新の会もそういったことを党大会で確認をしているということですよね。
 そういった意味では、自民党の過半数割れを起こすことによって、政治の世界は大きく動いていく、中央政界は大きく動いていくと思っていますから、それに万全な対応をして我々としては新政権をつくる準備をするということを考えています。

○衆院3補選について(1)

【日本テレビ】
 少し話が変わって、東京15区の補欠選挙について伺いたい。東京15区に関しては立候補している一部の陣営が他の候補者らに選挙妨害を繰り返しているという指摘がある。これについて、日本維新の会や国民民主党は規制を強化する公職選挙法改正を今国会提出に向けて議論したいと、各会派にも呼びかけたいとしている。この選挙妨害と指摘されていることについて、泉代表も応援に入られる中でそのようなことがあったと思うが、現状をどのように代表としてご覧になっているか。そして、党として、おそらく補選後になると思うが、補選後に何らか他党とこういう制度や法律を変える動きなど検討されていることがあれば伺いたい。

【代表】
 私も追いかけられました。私も車に乗って宣伝をしている最中にその陣営から発見されまして、ずっと宣伝カーの後ろを追いかけられる。そして、後ろからさまざまな大音響のマイク(音声)でのシャワーを浴びせられるということがありました。
 尋常ではないなという、異常だなというのが一つですね。もうこちらの宣伝活動ができなくなりますから、そういった意味では、やろうと思っていた運動ができなくなるということは、まずありました。
 私だけではなくて、我が党の大串選対委員長もそういったことに遭いましたし、そして、候補者自身も取り囲まれて演説を中断せざるを得なかったということもあったと聞いています。恐怖心を感じたというのもあったと思います。
 そういうことについて、これまでは選挙の各陣営がそういったことで相手を直接的にというか、行動を妨害するようなことというのは今まで想定されていなかったので、しかし、各陣営の政治的主張だとか運動というのは自由が尊重されてきているというのがありますから、どこがどういうところまで許されるのかというのは、権利をしっかり守る、自由を守るということを前提にしながらも、我々で何ができるかというのは当然検討されてよい話だと思いますので、そういうことについては党を超えて考えるべきことだと考えています。

○政治改革の議論について(2)

【日本経済新聞】
 会期について伺いたい。政治改革の改正案の議論を念頭に、自民党のほうでは早くも会期延長を選択肢に入れるような声も中には上がっている。一義的な交渉は国対のほうでやられると思うが、まず、今国会の会期延長というところについてはどういうスタンスで向き合うか。

【代表】
 必要ですかと、まず自民党に言わねばなりませんね。国民の望む改革案を通せば、あっという間に終わりますから、予定どおり会期が終わりますから、ぜひ野党案をのんでもらいたい。立憲民主党の「本気の政治改革」をのんでもらいたい。そうしたら早いですよ、全然会期延長をする必要はないですね。
 ということで言うと、自民党が今、会期延長を持ち出してきているというのは、もうひとえに良薬口に苦しというか、いい薬を飲むのを渋っている。ひたすらごねている。その自民党の姿が出てきているということですし、彼らがただ自分たちが厳しい案をのみたくないがために先送りと駄々こねをしているということですから、会期延長になるかどうかというのは本当に自民党のこの政治改革に向き合う姿勢次第ですね。
 議論や結論をすぐ早く終わらせることは十分できますよ。あとはやはり自民党自身の姿勢が問われますね。どうせ野党案をのむというのであれば早くのんでもらいたいし、野党案をのまないということであれば、それは国民の考えに背く行為を自民党が、遅延行為を続け、そして、政治改革案の骨抜きをやろうとしているということですから、国民の皆様にはそういう理解をしていただきたいなと考えています。

○日米関係について

【日本経済新聞】
 全く別件で恐縮だが、外交について。麻生副総裁がこの度、トランプ前大統領とアメリカで面会された。大統領選挙の行方がどういう転んでもという対応だと思うが、先ほどのように政権交代を目指されるスタンスのところで、立憲民主党として外交政策で、特にアメリカの今後の、バイデンさんになるのかトランプさんになるのか、どういうふうに対応していきたいとお考えか。

【代表】
 日米関係は我が国にとって最大な、重要な二国間関係ですので、これを立憲民主党として重視しているのは当然です。
 私は先日の岸田総理の訪米でやはり感じたのは、外務省なり我が国のアメリカ大使館、この能力というのは高いなというふうに感じました。さまざまアメリカの側に届くメッセージをつくっているというところについては大変評価もしておりますので、日本の総合力として、我が国はアメリカにしっかりと向き合っていくということは、これからも、新しい政権になっても当然発揮をしていただきたいと思っておりますし、私たちもそういった姿勢でアメリカと対応していきたいと考えています。
 その意味で、「もしトラ」とか言われる中で、トランプ前大統領とどういう形で接触をするのかというのは、接触の仕方はいろいろある中で、ある意味、随分と表立ってやったなという気はちょっとしておりまして、当然、バイデン大統領と今、日米関係を我々は構築しているわけですから、そういったところも政治家の側としても熟慮しながら、よく外務省とも相談して進めていくべきことだろうなと、このように考えています。

○次期衆院総選挙に向けて(2)

【フリーランス】
 朝日新聞さんの続きだが、政権担当能力を、いつ頃から自信があったか。

【代表】
 どういうことですか。

【フリーランス】
 政権担当能力があると言われたが、いつ頃からそれは認識したか。

【代表】
 「いつ頃から」というのがちょっとよくわかりませんね。

【フリーランス】
 それから、自信はあるか。

【代表】
 はい、あります。

○連合「メーデー中央大会」への出席について

【フリーランス】
 それから、もう一つだが、あしたのメーデーに、壇上に上がるわけですね。私のうろ覚えで言えば、去年は岸田総理と、加藤勝信厚労大臣、担当ですから、それから小池百合子東京都知事だったが、これは15区に関係したことだということで連合さんが呼んだのか。

【代表】
 たぶん、そうではないと思います。
 調べてみると、7年ぶりだそうですね。野党の代表が壇上に上がるのは7年ぶりだそうです。
 おそらく今回の補欠選挙に連動しているということはないのではないかと、今のところ私はそう認識していて、この賃上げ、非常に重要な局面ですし、そして、自民党の政治がやはりこれだけ劣化しているということも連合の組合員も多くたぶん共通・共有していると思うので、その中で、立憲民主党なり国民民主党に対する連合の期待感が高まっているという中での判断ではないかなと。

【フリーランス】
 余分なことだが、玉木さんも上がるわけですか。

【代表】
 そう聞いています。

【フリーランス・堀田記者】
 そうですか。では、15区とは関係ないですね。

【代表】
 と思います。

○比例繰上げ当選に関する制度について(1)

【テレビ朝日】
 本日、市井紗耶香氏が参議院のほうで当選して当日中に辞職するという手続が取られた。制度上どうしようもなかったということだが、このことについてのコメントと、今後どうしていくべきかというところをお願いしたい。

【代表】
 まず、これは国会議員の身分の話ですので、超党派で、党派を超えてこの問題の改善に取り組みたいと考えます。
 もちろん政党がその時点において名簿をそろえ、その名簿に基づいて有権者の皆様が投票しているということもありますから、その名簿を確かに簡単に変えていいものではないということは当然ですが、それは政党と候補者が当然ながら双方覚悟を持って名簿に登載をするということを経て今の各党の名簿がつくられているということがまず大前提だと考えています。
 そういう中で、一方で、参議院の比例の名簿というのは長期にわたってその名簿が存在するということになりますから、中には、一度参議院選挙を経て当落が決定して、その上で次の道へ進むという方も当然あるわけですから、いわゆる環境が変わってきますよね。その中で、名簿に登載し続けたいと考えるのか、それとも名簿登載から外してほしいと考えるのかというのは、本人にも選択権があって当然だと思います。
 ただ、その本人の選択権というのが、今、ある意味、一部制限されてしまっているがゆえに、今回市井さんのように、本人は議員に今回繰り上げられる前から私は今回はその意思はございませんということで辞退の旨を表明しながらも、一度は当選の権利を得なければならないということになっているというのは、やはり違和感を感じるし、これは党関係なく変えることができることではないかと思っています。

○衆院3補選について(2)

【中国新聞】
 島根1区の補選について伺いたい。冒頭のご発言もあったが、最終日、東京での日程を終えて、そこから島根に駆けつけられると。最後を島根にした狙いや思いと、また、これまでも何度も島根にも行かれていると思うが、特に最終日ということで訴えたいことがあれば教えていただきたい。

【代表】
 この間、島根に私も何度か訪問した際に、同じ飛行機に自民党の幹部が乗っていたこともありましたし、そして、その幹部たちが大手企業を中心に直接回って組織固めをしているという情報も聞いています。
 その意味では、やはり自民党のこの組織力だとか権力を使った押さえというのはかなり強いものがあって、そこから県民のうねりを起こしていくというのは並大抵な努力ではできないわけです。それを何とか最後までやり切るということで、私自身も最終日も入らせてもらいます。
 激戦ですし、全く今回の選挙は投票箱が閉まって開票結果が出るまで読めないと思っていますので、最終最後までの取組をまた選対にも伝えようというふうに思って、最終日、行きたいと考えています。

○「衆院3補選(3)」「ソーラーシェアリング」等について

【フリーランス】
 島根1区の亀井さんについてお尋ねしたい。この機会と場所ということで、そこに非常に気概の強い亀井さんが立たれるということだけでも大きなアピールポイントにはなっているかと思うが、亀井さんが国会議員に戻られると、どんな分野に強い方で、どんな働きが期待できるのか、党代表としてどう思われるか教えていただきたい。

【代表】
 もちろん本人が国会の中でまた個別に取り組みたいことというのはあると思いますが、まず一つは、参議院そして衆議院で議席を既に経験してきた亀井さんは、その国会活動の大半を農林水産委員会に所属してきました。
 私も島根を回らせてもらうと、仁多米という有名なお米もありますが、それ以外にも本当にいい作物を作られている農家さんがたくさんある。ただ、中山間地が多いですね。そして、小規模農家もたくさんおられて、そういったところの営農が継続できるようにということは非常に重要なのですが、今回の自民党の食料・農業・農村基本法(改正案)では、どちらかというとやはり大規模中心、効率中心ということで、多様な担い手を守る法律になっていないと思っていますから、そういうことを亀井さんが取り組んでくれると考えています。
 もう一つは、自身が通訳の経験もあり、我が国の国際的なイベントも数多く通訳としてサポートしてきたという経歴がありますので、外交関係の問題ですとか、そういったことについては特に力を発揮してくれると考えています。

【フリーランス】
 もう一人、25日に九州比例で繰上げ当選された川内議員が戻ってこられたので、川内議員に対する期待の部分というのは。

【代表】
 私が政調会長だったときに政調会長代行をしていただいて、そのとき、なぜかということで言うと、本当に国会議員、数多く私も見てきておりますが、あれほど役所のつくった文書を精緻に読み込んで、その問題点を発見する力を持っている方というのは、そうそうおられないというくらいに、本当に読み込みますね。
 そういったことで言うと、細部に神が宿るということで、役所の文書の中にも実は国民には見えない行政の意図みたいなものが隠れているものがあって、そういうものを発見して、これが本当に国民の皆様にとって有益か、それとも有害かということについて、見る目を持っているのが川内議員だと思っていますので、行政改革だとか、そういった点で力を、これまでも本当に発揮していただいていますが、持っておられる方だなと思っています。

【フリーランス】
 最後に、ちょっと暑くなってきたので、土やけ、畑がやけるというような事象がことしはものすごく心配されると思う。従来から営農型太陽発電のソーラーシェアリングを立憲民主党はお勧めされていたと思うが、こちらについて残された課題や、立憲民主党が全国で自治体議員などを通じてお手伝いできることとかがあれば教えていただきたい。

【代表】
 これは我が党の(環境)エネルギー(PT)の田嶋要座長などにも話をしていて、もちろん全国あまねく北海道から沖縄まで全てが適地ですということではこれはないですよね、気候条件も変わりますから。しかし、相当な地域でこのソーラーシェアリングは実施ができるというふうに私も説明を聞いていますし、もちろん作物も、可能な作物と、両立できない作物と、両方ありますから、そういったことで条件の整うところには、このソーラーパネルを設置する農地があることによって、これは一つ一つの農家の、あるいは農業法人の経営ということを考えたときに、農作物はどうしても不作・豊作と経営に波が出てきますから、我々としては安定収入の一つになるのではないかと、このようにも考えていますので、合うところには当然設置を進めていこうということで、今、私たちも全国各地でそういった適地も探しながら、一つ一つ成功事例をつくって積み上げていきたいと思っています。

【フリーランス】
 合うところかどうかというのはご相談できるということですね。

【代表】
 そうですね。はい。

○比例繰上げ当選に関する制度について(2)

【関西テレビ】
 市井紗耶香さんの件について伺いたい。一応1日だけ議員で、すぐ辞職ということになると、歳費とか文通費は1日分発生するそうだが、ここについての取扱いというのはどういうふうになるのか。

【代表】
 これはまず、誰に発生するのかというのは、私に発生するわけでもないし、党本部に発生するわけでもないので、その議員になるという仕組みである以上は本人がこれは判断をするということになります。
 今、本人の意向として聞こえてきているのは、国庫に返納したいけれども、それは寄附になるのでできないということですから、そうなると、何らかの形での寄附を考えたいと述べているということまで把握をしています。

【関西テレビ】
 党として何か相談に乗っている状態というか。

【代表】
 党としてなのか、党所属の議員がなのか、さまざまな人間関係がありますから、そういったことの情報を提供したり、これができる、これができない、そういうことはやり取りはしています。

(以上)