泉健太代表は7月14日、和歌山県を訪れ、衆院和歌山県第1区に新人の村上賀厚(むらかみ・のりあつ)氏の公認内定を記者会見で発表。それに先立ち、立憲民主党和歌山県連第4回定期大会、記念講演等に出席しました。

■記者会見

 泉代表は記者会見の冒頭、「(来る衆院総選挙で)立憲民主党として、全県で衆院の議席を獲得したい。これはわれわれの悲願であるし、そうでなければ政権交代など起きない。当然、和歌山でも議席を取りに行く」と力を込めました。そのうえで、県連大会で次期衆院選挙和歌山1区の公認が内定した村上賀厚氏について、「政治家として即戦力」だと評価。海外での経験と知見をもち、日本の労働者現場についても知見を兼ね備えていると述べるとともに、政治家としても歩みを続けてきていると紹介。「和歌山の皆さまに是非選んでいただけるように全力を尽くしてまいりたい」と強調しました。

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 村上氏は決意表明の冒頭、自身の経歴に言及。外資系企業で人事の責任者を務め、ロイター通信、フォード自動車、日本JDエドワーズ株式会社で働いた経験を説明しました。
 その上で、「日本のいいところはチームワーク。研究開発はいいが、もっと製造に近いところのプロダクションマネジメントをやらなければならない」と述べたうえで、「チームワークと個人業績、この両方の観点から日本のビジネスをサポートできるのではないか」と意気込みました。
 また、「なぜ高校生が自分の授業料を心配してアルバイトをしながら学校へ行かなければならないのか。なぜ給食を食べられない長期休みの後、子どもたちがやせているのか」と子どもたちを取り巻く問題を深刻に受け止め、「まっとうな政治をやっていかなければならない。これがわれわれ大人の責任だ」と述べました。

 最後に村上氏は、「 (和歌山県は)地理的に非常にいいところ。是非和歌山の皆さんからどんどん声を聞いて私の貢献できるところをミックスしながら、日本に世界中の人が来て、ここに住みたいと思われるような国に、和歌山からしていきたい」と抱負を述べました。

■記念講演

 記者会見に先立ち記念講演で泉代表は冒頭、「(和歌山県では)自民党が強いからと諦めるわけにはいかない。堂々たる戦いをこの和歌山でもやっていきたい」と力を込めました。

 そのうえで、「最近の世論調査を見ていると、自民党を中心とした政権よりも、政権交代をして立憲民主党を中心とした野党政権に期待するという方が多い」と述べました。
 また、政党支持率について「自民党(の支持率)が下がっていても立憲が上がっていないから、うまくいっていないという考え方をとるべきではない。むしろ間違いなく(自民党への)不満は溜まっている。旧統一教会の問題、裏金問題をはじめとした自民党が背負うべき問題をしっかり忘れずに、自民党を次の総選挙でどう判断するか、岸田政権の取り組みを検証するのが来るべき総選挙である」との認識を示しました。

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